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シビックハッカーと力を合わせる台湾。

政府の情報公開やデジタル化を推進するスラック上のチャンネルには、8,000人以上のシビックハッカー(政府が公開したデータを活用してアプリやサービスを開発する市井のプログラマー)が参加しており、コロナ対策に限っても、当時500人以上のシビックハッカーがいました。
-「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」P25-26より引用

2021年6月の課題図書は「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」。台湾のコロナ対策動向を勉強する意味も込めて、本書を読み始めました。第5回目のnoteです。


本書を読んで、はじめて「シビックハッカー」という言葉を知りました。なぜ台湾にシビックハッカーが多く存在するのか、ということについては今後の宿題としますが、行政と市民が一体となって作った成果が「マスクマップ」だということです。


確かにシビックハッカーのような存在がいてくれれば、行政にとっても国民にとっても心強い存在でしょう。日本の行政に関するIT開発については、ほとんどが「ベンダーに丸投げ」という状態だと思われますので、そういう存在はあまりいないのではないでしょうか。

このあたりに行政のDXを大きく進める秘訣があるような気がします。シビックハッカーのような存在を増やしていくのは容易ではなく、プログラミング教育が義務化されたばかりの日本が台湾に追いつくのはかなり難しい。コロナ対策におけるITの活用例を比較すればその差は歴然です。

SDGsやゼロカーボンといった考え方が当たり前になっていき、そういう思考を持つ人でプログラミングが得意な人は、自然とシビックハッカーのようになっていくのかもしれませんね。


今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
役所のサイト見にくいの何とかしておくれー!


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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