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2022年 春ツアー 7日目

寒い

 あとから聞いた話、どうやら深夜から早朝にかけて−4℃まで下がったらしい。自分の装備の下限温度は0℃、下回ることを想定して着込んで寝袋に潜ってはいたが、3時頃に寒すぎて目が覚めた。モソモソしてたらまたいつの間にか寝落ちてて、朝の8時前に起床。まぁとりあえず、この装備でも氷点下に耐えられる(?)ことが証明できた。
 朝ごはんはお得意()のパスタ。流石に朝から何もする気が起きないのである。

ペペロンチーノ

道の駅 阿蘇

 阿蘇山に登る前にまず道の駅をブラブラ。すぐ横には阿蘇駅があり、ド派手な赤い列車(豊肥本線)がちょうど入線してきた。

 駅のロータリーには、漫画『ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎氏の出身地が熊本であることにちなみ、熊本地震の復興プロジェクトの一環で設置された銅像(ウソップ)が鎮座している。他のメンバーの銅像も熊本県内に点在しているらしい。

 道の駅で目が止まったのがこの牛乳。阿部牧場の「ASOMILK」だ。なんでも、ベルギーにある国際味覚審査機構とやら怪しげな黒尽くめの組織によって、三ツ星と評価されたらしい。それを全面に押し出しているが、何がすごいのやら分からないので飲んでみることに。

 残念ながら自分が馬鹿舌であったことを忘れていた。そんな上品な味が理解できるわけもなく、「そのへんのスーパーの特濃牛乳のがうまいやんけ」となった。なんなら自分は紙パック世代のため牛乳瓶の開け方が分からず、紙蓋を指で押し破って牛乳が服に飛び散々であった。もう二度と買わん。

戦犯はコイツ

阿蘇山へ

 1日待った甲斐があった。今日は昨日と打って変わって雲ひとつない大空。素晴らしい阿蘇山の姿が拝めそうだ。残念ながら噴火警戒レベルが3へ引き上げられたため、火口より2km圏内は立ち入り禁止となっている。近づける限界は草千里ヶ浜というところまで。とりあえずそこまで登ってみる。

 途中、牛が放し飼いにされていた。これが昨日食べた赤牛ちゃんなのだろうか。ウマそうだな……
 ひたすら登りであったが、そこまで傾斜がキツくなく、景色が良かったためいくら走っても飽きない。

草千里ヶ浜

 現在登れる限界の地点まで到着。これ以降は進むことはできない。噴火口ではお盛んに蒸気を上げている。

もくもく

 馬肉の串焼があったのでいただくことに。馬い、美味だけに。(気分を害された方はそっ閉じで……)

下山

 一昨日からずっと標高500mより上の世界で生活をしていたが、今日ついに下界へ戻る。途中に見ておくべき場所を収穫しつつ、一気に1,100mほど下降する。

震災遺構(旧東海大学)

 残念ながら火曜日は休館日で、中を見学することはできなかったが、外からでも校舎がちょうど活断層の場所で崩れている様子が見て取れる。

活断層跡

 また、阿蘇大橋が崩落して尊い大学生1名の命が失われたことも忘れてはならない。

熊本地震震災ミュージアムより

 その復興のシンボルとして、少し離れた場所に新阿蘇大橋が架けられた。去年の3月7日に竣工したばかりで、ちょうど1周年を迎えたばかりである。全長525m、最大橋脚高97mの迫力は圧巻だ。

橋が3つ

やっとこさ昼飯

 現在15時、朝ごはんから何も口にしていない。(キャンプ場出てすぐコンビニのイートインでもぐもぐしていたのはナイショ)熊本出身のTwitter友達が、おすすめのラーメン屋「味千ラーメン」を教えてくれたので、そこに行かなくてはならない。お腹を空かせながら先を急ぐ。

「定休日」
 嘘やろ。Googleには営業中、公式HPを見てみると「不定休」おい、どこが“定”休日やねん、とツッコミながら次の店舗へ。

 よし、営業中。このとき16時半、流石に腹が減りすぎたので迷わず店内へ。

 チャーハンの成形がイマイチだが、ラーメン共に味はなかなかだった。何より、煮卵と唐揚げもセットで1000円(写真は麺大盛り+150円)は破格である。

宿泊先へ

 キャンプ場へ、と言いたいところだが、一昨日の客室内では室温が低すぎて充電器がまともに通電せず、昨日のキャンプでも寒すぎてバッテリーが弱ってしまい、明日音信不通になる恐れがあった。ツイ廃の自分として、写真やnoteを投稿していいね稼ぎができないのは生きがいに直結する。ということで電気泥棒をするために、健康ランド的な場所「湯らっくす」へ。

 何でも、ライダーハウスのオーナーさん曰く、バイク・自転車贔屓の店らしい。と聞いていたが別にそんなことはなく、バイク用ヘルメットロッカー(なお有料)があるくらいで、他は別になんてことはなかった。快活クラブと似たような感じであるが、快活ほどの快適性がない代わりに、本格的な温泉が入り放題という仕様である。どちらがいいかはあなた次第。

 館内着に着替えさせられるために外食に行きづらくさせ、持ち込み飲食を禁止して館内のレストランに誘導し、ボッタクリ価格でメニューを提供している点は頂けない。しぶしぶ、一番安いざるうどんを注文。うむ、美味しくない。現場からは以上。

明日はどこへ行こうかな……( ˘ω˘ )クソネミ

本日の概要

走行距離 61.6km
獲得標高 934m
費用 飲食 3,283円
   宿泊 4,400円
   洗濯 500円
計 8,183円

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