Mori Calliope初ライブ「New Underworld Order」レポート 怒涛の豪華ゲスト、全24曲の大ボリュームに完全燃焼 | PANORA







Mori Calliope初ライブ「New Underworld Order」レポート 怒涛の豪華ゲスト、全24曲の大ボリュームに完全燃焼 
2022年8月3日 17:00 VTuber


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ホロライブEnglish Mythの一員で、前日の2022年7月20日にユニバーサルミュージックからメジャーデビューを果たしたMori Calliope(森カリオペ)さんが、7月21日に初めてのソロライブ《Mori Calliope Major Debut Concert 「New Underworld Order」》を開催。
会場となる「チームスマイル 豊洲PIT」に入場できる現地来場チケットは前売り完売したが、世界中から注目されていたライブの模様は「SPWN」で配信された(アーカイブは8月21日23:59まで視聴可能)。このレポートでは、SPWNにより視聴した約2時間、全24曲のステージをレポートする。
長いMCのない「音楽」ライブ
開演時間になって画面に映ったのは、血のような赤と漆黒を基調に、頭蓋骨などが登場する悪夢のような映像。さすが死神VTuberのソロライブと思わせるオープニングだ。最後、映像が真っ暗になった後、2枚ずつ並べられた縦長のLEDパネルにライブタイトルを和訳した「新冥界秩序」の文字が映り、Calliopeさんが姿を現す。

1曲目は、昨年リリースしたEP「Your Mori.」に収録されている「guh」。クールだが妖艶さも感じる歌声にいきなり引き込まれる。現地の観客もライトピンクのペンライトを頭上に掲げて振り続けていた。主役の登場でステージは一気に華やかになったが、左右のパネルには鎌を持った不気味な死神が映り、オープニング映像で感じた空気感も続いている。パネルの横には実際の死神の像も置かれていた。

日本語と英語を織りまぜながらのMCでは、ライブを観てくれているDead Beats(Calliopeさんのファンネーム)たちにお礼を伝えた後、このライブには長いMCパートがないことを宣言。みんなが聴きに来たのは自分の歌なのだから、限られた時間の中、多くの歌を聴いて欲しいという彼女の言葉に会場からは大きな拍手が沸き上がる。

宣言通り2曲目「Holy嫉妬」からは短いMCも挟まず、歌い続けるCalliopeさん。ライブ前日にリリースされたメジャー1stEP「SHINIGAMI NOTE」収録の最新曲「Holy嫉妬」と「Kamouflage」に続いて、5曲目に披露したのは「Red」。サビのメロディなどが特にクライマックス感が強く、個人的にCalliopeさんの代表曲のひとつととらえている。そのせいもあってライブ最終盤に歌われると勝手に思い込んでいたため、まさかのセトリに嬉しい驚きを感じた。会場もますます熱くなっていることは、配信越しでも伝わってきた。


「Myth」の同期、がうる・ぐらも登場
開幕からDead Beatsに休む間も与えないまま、次々と強いカードを切っていくようなセットリストのこのライブ。4人の豪華ゲストも前半から次々と登場していく。




「Red」を歌った後、客席に片手を上げながら一瞬だけステージ左に消えると、すぐステージに戻ってきたCalliopeさん。同時にステージ右からは、同じ「Myth」のメンバーがうる・ぐらさんも現れた。歌う曲は当然、二人のデュエット曲でオリジナル曲の「Q」。Calliopeさんのカッコいいラップとぐらさんの可愛い歌声は、ステージ上でもやはり相性抜群。定期的に活動しているデュオユニットではないことが不思議なくらいだ。


短いMCの後、二人が去ると、真っ暗なステージの左右にウィル・オ・ウィスプのような光が点り、聴き覚えのある声が聴こえてくる。光が消えた後、左右のパネルには「Myth」の小鳥遊キアラさん、ワトソン・アメリアさん、一伊那尓栖さん、がうる・ぐらさんをモチーフにしたタロットカード的なイラストが映し出された。そして、「The Grim Reaper is a Live-Streamer」のイントロとともにCalliopeさんが登場すると、パネルの中の4人のイラスト は、お馴染みの姿に変化。Calliopeさんのステージを彩った。


ホロライブの先輩ともデュエット
メッセージを残して「Myth」の仲間たちが去った後も、怒濤のゲストラッシュは続く。「まだまだライブは序盤だから、疲れていては駄目」と語った後、ホロライブの先輩でもある星街すいせいさんとのデュエット曲「CapSule」を歌い始めるCalliopeさん。その歌声に続いて、ゲストのすいせいさんが登場。ホロライブだけではなくバーチャル界を代表するラッパーとシンガーの共演だ。
MCの中で、お互いへのリスペクトを伝え合った後は、二人が最初に発表したデュエット曲「Wicked feat. Mori Calliope」を披露。すいせいさんのゲスト出演が発表された際、どちらの曲が披露されるのかなと思っていたが、両方のデュエット曲を聴くことができたのは嬉しい驚きだった。


Calliopeさんから「ホロライブには、他のラッパーもいます」と紹介されて登場したのは、角巻わためさん。癒し系の優しい話声やルックスからは想像できないほど力強く表現力の高いボーカルが魅力のわためさんだが、実はラップも得意。活動初期に投稿したオリジナルの「わためラップ」は、300万近い再生数をカウントしている。とはいえ、ライブのステージで、Calliopeさんとラップで掛け合う姿を観られるとは想像もしていなかった。「ホロライブJP、ラッパーの角巻わためです」という自己紹介を聞いたのも初めてのことだ。
MCの後、2人は「曇天羊 feat. Mori Calliope」をデュエット。2020年のエイプリルフールにわためさんが発表したオリジナル曲は、その後、Calliopeさんとのデュエット曲に進化し、ついには豊洲PITで披露されることになったのだ。


アンコールでは新衣装姿を初披露
再びソロに戻ったCalliopeさんは、優しいメロディも印象的な「いじめっ子Bully」、スケール感のある「UnAlive」を続けて披露。「UnAlive」では、歌声はもちろん、ステージを広く使った激しいパフォーマンスや火の粉が舞っているようなエフェクトも魅力的だった。


さらに、「ホロライブオルタナティブ」アニメPV第1弾テーマソングとしても大人気の「Dawn Blue」を熱唱する。クライマックス感あふれるブロックで、Calliopeさんが話し始めたときには、終わりの挨拶かと思ったくらいだったので、「あと4曲しかありません」という言葉は、残念さもあったものの「あと、4曲も!」という嬉しい驚きもあった。

ホロライブの先輩や仲間、Dead Beats、スタッフたちみんなへの感謝を語った後の最終ブロック。爽やかでポップな「Lose-Lose Days」。曲やパフォーマンスだけでなくCalliopeさんの身体を星座が纏う演出もエモーショナルだった「Scuffed Up Age」。ライブの最終盤に聴くことで魅力が倍増した「Live Again」。モノクロの世界がゆっくり色づいていくバーチャルライブならではの表現でも魅せた「end of a life」。このブロックだけでも、さまざまな一面を披露したCalliopeさんがステージを去り、画面にライブのタイトルロゴが映ると、アンコールを求めるDead Beatsたちの大きな拍手が聴こえてくる。



すると、バイクのエンジン音に続いて、スクリーン中央には「turn on your ignition」「Are you ready?」のメッセージが。準備は良いけど、この音はなんだろうと思っていると、「SHINIGAMI NOTE」収録の新曲「Make ’Em Afraid」のイントロが流れ、初披露のヒップホップ系新衣装を着たCalliopeさんが登場。その後のMCで本人も語っていたが、いつもの死神装束に比べると非常に動きやすそうだ。


歌い終えたCalliopeさんは、大きな声で「ありがとう」と叫んだ後、頭上のDJブースにいるもう一人のゲストTeddyLoidさんを紹介。続けて披露した「DEAD BEATS」と「MERA MERA」は、生のスクラッチが加わることでますます盛り上がる。納得のセットリストだった。



ラスト3曲はスマホでの撮影も投稿もオッケー
ライブがあと3曲で終わることを明かした後、会場のDead Beatsにペンライトを消して欲しいと伝えるCalliopeさん。なんと、ここからの3曲は会場にいる人に限り、スマートフォンによる撮影が可能で、終演後はSNSでの公開も大歓迎という大盤振る舞い。配信で観る限り、ほとんどの人々がスマートフォンを頭上に掲げていた。


ユーモラスさもある歌詞とカッコいいリズムやメロディで盛り上がる「HUGE W」。TeddyLoidが作曲を手掛けている「Let’s End the World」。そして、初めてのソロライブを締めくくった24曲目は、デビュー配信で披露し、わずか1曲でCalliopeさんの名前を世界に知らしめた「失礼しますが、RIP」。Calliopeさんは、客席を煽りながら、生のDJとともにデビュー曲を熱唱。パフォーマンスを終えると、背中からステージに倒れ込み、ライブは終幕した。



そして、Calliopeさんの消えたステージのスクリーンには、「DECEMBER 2022 Major 1st Full Album Release!!」の文字が映し出され、また大きな拍手が響きわたる。


全24曲もの豪華セットリストで行われた初めてのソロライブ。曲数の多さだけではなく、Calliopeさんのパフォーマンスからも、応援してくれるDead Beatsをとにかく楽しませたい、満足させたいという真摯な思いを感じ、ホロライブの仲間との共演では熱い絆も伝わってきた。メジャーデビューによって、ますますスケールの大きな音楽活動が期待されるCalliopeさん。メジャー1stアルバムはもちろん、その先にきっと実現するであろう2ndソロライブのことが早くも楽しみになっている。
●セットリストM1.guhM2.Holy嫉妬M3.KamouflageM4.Dead On ArrivalM5.RedM6.QM7.The Grim Reaper is a Live-StreamerM8.CapSuleM9.Wicked feat. Mori CalliopeM10.オリジナル新曲M11.曇天羊 feat. Mori CalliopeM12.いじめっ子BullyM13.UnAliveM14.Dawn BlueM15.Lose-Lose DaysM16.Scuffed Up AgeM17.Live AgainM18.end of a life*アンコールM19.Make ’Em AfraidM20.DEAD BEATSM21.MERA MERAM22.HUGE WM23.Let’s End the WorldM24.失礼しますが、RIP
(Text by Daisuke Marumoto)
●関連リンク・ライブアーカイブ(SPWN)・Mori Calliope(YouTube)・Mori Calliope(Twitter)・ホロライブプロダクション





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<br>…以下引用元参照<br>引用元:<a href=https://panora.tokyo/archives/52037>https://panora.tokyo/archives/52037</a><br>

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