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ドラゴンとともだちにしてくれた人のはなし

ドラゴン(英: dragon)とは、ヨーロッパ文化圏で共有されてきた伝承や神話における伝説上の生物である[1]。その姿はトカゲあるいはヘビに似、かつては実在する生き物とされていた
引用 wikipedia

ドラゴンは古代より西洋では恐怖や畏怖の対象だった。空想の生き物とはされているが、いないと証明されてもいない。

日本においても龍というのは昔から神の化身龍神であったり、信仰の対象にもなってきた歴史がある。

そんなドラゴンを身近な存在にしてくれた方が今日亡くなった。

僕にとって、最初のドラゴンの思い出はボールの方ではなくクエストの方だ。
物心ついたときに初めて父親とプレイしたドラクエ3。ドラクエシリーズの中でも仲間キャラに個性が少ない中で、個性的な敵キャラに魅力された。かわいらしいものからメカメカしいかっこいいやつ、裏ボスのしんりゅうなんかめちゃくちゃ好きで、攻略本に載る敵キャラをカーボン紙でトレースしてお絵描きしていた。

この全キャラをデザインしていたのが1人の男の人だと、そしてその男の人が今自分が夢中になっている漫画の作者だと知ったのはその少しあとだった。

初めて全巻を1巻ずつ、お小遣いで買い揃えた漫画。背表紙が続いていくのが嬉しくて、ズボラな性格のくせにその漫画だけは本棚にきれいに並んでいた。こっちもやっぱりカーボン紙でトレースしまくってた。

ドラゴン、というものがイメージだけでなく身近な存在にしてくれたのは間違いなく彼である。

リオレウスもブルーアイズも彼がいなければその存在もなかった(かもしれない)し
何より彼の絵を見て漫画家になろう、イラストレーターになろうと思った人は数知れないと思う。

偉大な人を失った。
ドラゴンボールはないし、しんりゅうを35ターン以内に倒せもしない。
けれども彼が残したものはなくなることはない。それどころかずーっと強く残り続けるだろう。100年後も妄想かめはめ波と妄想ギャリック砲で小学生は戦っていると思う。

もはやそれだけのものを残したのだから人間の域を越えている。神さまだ。彼自身が龍神さまなのかもしれない。

ありがとう鳥山明先生


そして伝説へ…

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