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なぜ多くの人がルフィに惹かれ、引き寄せられるのか?


漫画ワンピースの主人公である
モンキー・D・ルフィ。

そんな彼は魅力的な人間で
敵でさえも仲間にしてしまう時があります。

そんな彼を分析したら
人を惹きつけることができる人間に
少しでも近づけるのではないか
という単純な発想から書いてみました。笑

では早速。

ルフィが周りを巻き込める理由1

『"夢の共有"』


ルフィの代名詞である

「海賊王におれはなる」

という言葉があると思います。

この夢を言葉にすることによって
夢を常に意識できるようになり、
夢を叶えるために必要な行動がしやすくなる

というようなメリットに繋がったり、

自分の夢を周りと共有することによって、
もし共感してもらえれば
困った時に助けてもらったりと
多くの人が応援してくれることに繋がる
と思います。

んでもって
ルフィの夢がさすがだなと思うのは、
壮大で周りが共感できることです。

例えば
「俺は将来500万ベリーを集める!!」
みたいな利己的で小さな夢だと
その夢に魅力を感じて協力したいと思う人は
少ないと思います。

しかし、
「海賊王に俺はなる!!」
という大きな夢になると、
他の仲間の夢がルフィの夢と重なる
という現象が起きるわけです。


つまりどういうことかというと、

ルフィが海賊王になった時に
ゾロの夢である『世界一の大剣豪』
と呼べる存在になれるだろうし、

ルフィが海賊王になった時に
サンジの夢である『オールブルーを見つける』
ことができている可能性が高いし、

ルフィが海賊王になった時に
ウソップは『勇敢なる海の戦士』になれたと
言えるだろうし、

ルフィが海賊王になった時に
ナミは『世界地図を描けている』可能性が高い
ということですね。  etc...


つまり
一人一人持っている夢は違っていても
ルフィの夢が壮大であるが故に、
「協力すれば自分の夢も叶えられる」
ということで
多くの人が力を貸してくれるのかなと。


『ルフィの夢はみんなの夢』
ということですね。



ルフィが周りを巻き込める理由2

『揺るがない"信念"』


★死をも恐れぬ覚悟

ルフィは海賊王に「なりたい」ではなく「なる」
という言葉を発しているように、
夢を本気で叶えたいという強い想いを感じます。

ルフィは海賊王になるために
「絶対に無理だろう笑」
という強敵であっても果敢に挑みますし、

そしてそれは、
死ぬことも恐れていません。


「海賊王になれたらいいな〜」
ぐらいの中途半端な気持ちでは、
周りの仲間たちも命をかけてまで
共に戦っていきたいとは思わない気がします。

そのルフィの本気の想いに
多くの人が惹かれ共に闘いたいと思うのかなと。


史上最高のギバー

ルフィは誰よりも仲間や友達を大切にしていて、
助けてきた回数も数え切れないと思います。

また、
時と場合によっては
敵であっても助けてしまうと思います。


その時の行動の動機は
仲間や友達が物理的に傷つけられた時や
その人の信念や宝物を壊された時
だと思います。


徹底的に仲間を救うからこそ
「今度は俺がアイツを助ける番」
というように
返報性の力が働いていると思います。


また、
ルフィがより魅力的に見える要因の1つが
自分の命よりも先に
仲間や友達の命を優先して助けようとする
ことです。

#お前どんだけいいやつだよ


そしてこれだけでは終わりません。

さらにルフィがすごいのは
「ごはんを奢ってあげる」
みたいなちょっとしたギブではなくて、

自分の身を削ってまで
その人の人生を変えるほどギブしている

というところだと思っております。

『仲間のため』
という理由で世界をも敵に回してしまう。

これは現実世界でも言えると思いますが、
ちょっとしたギブでは
テイカー(自分の利益を優先する人)に
利用されてしまうことってあると思うんですけど、

ルフィの場合は
ギブの度合いが別格すぎるので、
たぶんよっぽどサイコパスじゃない限り
自分の命をかけてでも
恩返ししたいってなると思います。笑


さらにさらに
ルフィが本当にすんごいと思うのが
見返りを求めていないことです。

たぶんルフィ本人は感謝されたい
なんてことは一切思っていなくて、

「ただ仲間を助けたい」
「あいつムカつく」
という子どものような
純粋な動機で行動していると思います。


多くの人間は
「これをしてあげるから、それをしてくれ。」
というように
仮に言葉に出さなくても計算をして
等価交換を求めると思います。

これを「偽善」と言いますが
ルフィにはそれが感じられません。


それはなぜかと考えた時に
誰かに助けを求められた時であれば
誰でも手を差し伸べるとは思いますが、

明らかにデメリットしかない状況で
相手からも助けを求められていない時でも、
自分の信念に従って勝手に助けに行くから

だと思いました。


例えばこのシーン。

友達のハチが天竜人に銃で撃たれ
ルフィは怒りが芽生えます。

しかし、
この天竜人に手を出せば
海軍大将を連れてくること(デメリット)になり、
多くの人が暗黙のルールで
逆らわないようにします。

ただルフィはそんなこと気にせずぶん殴る
という場面ですね。


こういった場面もみると
多くの人が心を打たれるのかなと。

それこそこのような
暗黙のルールみたいなのって
現実世界でもあるような気がしていて、

明らかにおかしいことをしているけど
相手が上司であるという立場の問題で、
言いたい気持ちを押し殺すみたいなことって
多くの人が経験しているのかなと。

そんな多くの人が
普通はやらない行動に移せないことを
ルフィはやってのけてしまう
わけです。

⬇︎⬇︎⬇︎

多くの人の気持ちの代弁者であるルフィ

ルフィの魅力の1つは
上記で書いたように
「普通はしないだろう」「僕にはできないよ」
多くの人ができないことを
代わりにやってくれる
ことです。

先ほどの挙げた
天竜人を殴ったシーンもそうですが、

このアラバスタ編のシーンもそうです。

ビビは誰よりも自分の国のために
敵であるクロコダイルを倒したい。

しかし、
実力的にクロコダイルを倒すことは不可能。

それなのにも関わらず
全部1人で背負い込もうとするビビに対して、

「お前がいくら頑張ったって
クロコダイルを倒すことはできない。
だから俺に任せろよ!!」

というように
ビビと共に(代わりに)闘うことを伝えています。

『普通の人ならやらないこと』や
『自分ができないこと』をやってのける人は
常識を覆す人であり、
ある意味で理想の人とも言える気がします。

そんな多くの人にとっての
理想の人であるルフィが、
魅力的に見えてついていきたいと思うのは
至極当たり前のような気がしました。



ルフィが周りを巻き込める理由3

『介入できる"スキマ"がある』


★子どものように純粋

ルフィは裏表がなく
分かりやすいほど真っ直ぐだと思います。

好き嫌いがハッキリしていて
人間関係であっても
誰にでも良い顔をするわけではなく、
嫌いなものは嫌いとハッキリいいます。

難しいことは理解できないですし
人の名前もろくに覚えられない。

何でも楽観的に考えて、
後先考えずに自分のやりたいように行動します。
その結果、
周りの人に迷惑をかけることも多々あります。笑

つまり
「おいおい 大丈夫か?笑」
と言いたくなるぐらい純粋なわけですね。


だからこそ
周りの仲間たちも
「自分がしっかりしなきゃ」というように
我が子を育てるような感覚で
サポートしたくなる
ような気がしました。



弱みを見せれる

ルフィは自分のことを誰よりも理解している
と思います。

人間って自分の弱さを認めたくないし
強く見せようとする生き物だと思います。

その中で自分の弱さを見せられるルフィは
ある意味で『強い』なと感じます。


ドラえもんの出来杉くんのような
なんでも1人で出来ちゃう完璧な人って
周りが助けられるスキマがない
んですよね。

だからこそ
しずかちゃんは最終的に
隙きだらけののび太くんに
魅力を感じたのだと思います。
#急にドラえもん

ルフィも同様に弱点があるからこそ
周りが「助けなきゃ」と思えるんだと思います。

⬇︎⬇︎⬇︎

*信じる力

自分が何もできないこと(弱点があること)を
理解しているからこそ、

仲間を大切にして、
仲間を本気で信じて、
仲間を助けることに躊躇することがない
のかもしれません。


そして仲間たちは
ルフィが本気で信じてくれることを
知っているからこそ、
その期待に応えよう
とします。


ルフィには
海賊王になるという夢がありますが、
それを1人では達成できないことを
本能的に理解している
のかもしれせん。

だからこそ
仲間を大切にしているし、
自分の命を削ってまで
真剣に助けようとするのかもしれません。

もしくは、
仮に海賊王になっても
一緒に喜び合える仲間がいないのが辛い
から
助けようとしているのかもしれません。


そして
ルフィは仲間を信じるだけでなく
それ以上に自分のことを誰よりも信じている

と思います。

その自信は根拠のないものなのか、
それとも
これまでの地道な積み重ねによるものなのかは
分かりませんが、

少なからずこれが
自分の夢を周りに公言することに繋がっていて、
ルフィをより一層魅力的な人間にしている
ことには変わりないと思います。

「おれには無理だ〜」が
口癖の人に誰も魅力は感じないですよね?


じゃあなぜ
あれだけ自分を信じられるのかを考えてみると、

やはり
死を受け入れるほどの覚悟を持っているから
だと思います。

日本に住んでいたら
死というものが身近にないと思うので
あまり死に対する意識を持ちづらいと思いますが、

ルフィが生きている世界では
常に死と隣り合わせのような状況で、

ある意味
「余命は今日までです。」
を毎日告げられているような感じだと思います。

そうなってくると
そもそも自信がどうこうではなくて、

仮に死んでしまった時でも満足できるように
自分のやりたいように生きることが先行
して
結果的に自信がついてきているような気がしました。


まぁそんな感じで
色々と考えてみましたが、
まとめてみると

【ルフィの魅力】

①"夢の共有"
→周りが共感できる壮大な夢を持つ

②"揺るがない信念"
→死をも恐れぬ覚悟も持ち、
史上最高のギバーである

③"介入できるスキマがある"
→子どものように純粋で
周りに弱みを見せることができる
また、
仲間を心から信頼して
誰よりも自分のことを信じている。

です!


ただ、
本当に1番大事だなと思うのが
ルフィがこの上記で挙げたような魅力を
一貫性を持って継続していることです。
#結局は一貫性と継続力

本人は特に何も考えずに
ただ自由に自分の生きたいように
しているだけだと思いますが、笑


だからこそ
たぶんルフィと共にしている
仲間たちは全員、

「ルフィだったら〇〇するでしょ!」

というルフィの行動が
手に取るように分かっていると思います。


軸がブレブレで
言動や行動がコロコロ変わる人に
「ついて行きたい!」
と思う人はなかなかいない
と思います。


どれだけ仲間思いだったとしても
相手が四皇(大きな壁)になった途端。

「今回は相手が強いから諦めよ...」

っていう感じだったら
ここまでルフィは慕われていないと思います。


結局のところ
ルフィが1番すごいのは、

壮大な夢を持っていることだけでなく、
死を受け入れるほどの覚悟があるからではなく、
いかなる状況でも仲間を助けることではなく、
それら全てをブレずにやり続けていること
っていうのが
今回の結論になりそうです。


ってことで
この学びを今後の自分の行動に
転用していきたいと思います!

現場からは以上でーす。

ブラウブリッツ秋田 No.10 下澤悠太

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