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『失敗する理由』を先に設計をする


『失敗の科学』という本を
まとめてしまおうのコーナー第三弾です!

第二弾はこちら👇


いきなりですが、
『事前検死』という言葉を知っていますか?

心理学者のゲイリー・クラインが
提唱した「事前検死(pre-mortem)」。
これは「検死(post-mortem)」をもじった造語で、
プロジェクトが終わったあとではなく、
実施前に行う検証を指す。
あらかじめプロジェクトが失敗した状態を想定し、
「なぜうまくいかなかったのか?」を
チームで事前検証していくのだ。

と本書では書かれていました。

つまり
何かのプロジェクトを始める前に
『成功するための方法』を考えるのではなく、
『どうしたら失敗するか』を考えておこう

ということですね。


この事前検死という考え方を
どれだけの人や会社が
取り入れているのかは知りませんが、

たぶん多くの人や会社は、
「どうしたらこのプロジェクトを
成功させることができるか?」と
成功する要因を考えることが多いと思います。


もちろんこれまでの僕も

「どうやったら
プロサッカー選手になれるかな?」

というように
プロサッカー選手になる(成功する)方法
ばかりを考えてきました。


しかし、今考えると
プロサッカー選手になるための要因というのは

「たまたまあの時〇〇さんと出会ったから」

「たまたまあの時の試合で調子が良かったから」

というような偶然が重なることが多いため、
「これが正解!!」という答えは
なかなか見つからないと思います。

(『成功はアート』 再現性がない。👇)


そこで事前検死という考えを持っておくと、

「どうすればプロサッカー選手に
絶対になれないのかな?」

と失敗する原因を考えるようになり、

あくまでもそれで
プロサッカー選手になれるかどうかは
分かりませんが、
少なからずサッカー選手として
大ゴケする可能性は低くなりそうです。

キングコング西野さんも
まずはプロジェクトを始める前に
「どうしたら絶対に失敗するか?」
を考えているそうです。
#さすがですね

ちなみに
この事前検死の考えと近いことで言えば、

僕は中学生の時から
プロサッカー選手になった先でやりたいことを
なんとなく考えていたのですが、

そのやりたいことを叶えるためには
少なからずプロサッカー選手になっていないと
失敗するなと思っていたので、
仮に給料がもらえないという状況であっても
プロサッカー選手の道を選んでいました。

まぁそんな感じで無意識的に
事前検死を取り組んでいたのかもしれません。#意外とできるやつ説


そんなこんなで
この事前検死という考え方は
色々な場面で使えると思います、

例えば料理を作る時に
「どうやったら絶対に不味くなるか」
という理由を洗い出しておけば、
少なからず死ぬほどまずい料理になる
可能性は低くなりそうです。

まぁ現代であればネットで調べて作れば
そこまで不味くはならないと思いますが。
#それでもこの前死ぬほどまずいカレーを作ることに成功した下澤悠太です

それこそこの内容はサッカーにも
転用できると思います。


「どうやったらパフォーマンスが低くなるか」

とか

「どうしたら絶対に試合に出れないか」

みたいな理由を洗い出して、
今後のサッカー人生の糧にしたいと思います!

頑張ります!!

現場からは以上です!!


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