『可視化されている数字に影響され過ぎず、可視化されていない大事なことを忘れない!』
2021/11/9 Voicy文字起こし
今回は
『可視化されている数字に影響され過ぎず、
可視化されていない大事なことを忘れない!』
というちょっと難しそうなテーマで
話してみたいと思っているのですが、
簡単に言うと、
「隠れがちな本当に大事なことを見つけて
忘れないようにしよう!」
みたいな話でございます!
先日、『「死」から逆算して時間を割り振る。
星野佳路の最優先事項とは』
という星野リゾートと代表取締役社長の
星野佳路さんの記事を読んでいたのですが、
その中で改めて大切だなと
思ったことがあったので、
この場で共有してみたいと思います!
その記事の中で、インタビュアーの方が
星野さんは自己管理において、
「一日1万歩以上歩く」「睡眠は7時間以上」
「深い睡眠(ノンレム睡眠)を3時間以上」など、
目標を数値で明確にされている印象があります。
やはり具体的な目標値というものが
あるのとないのとでは違うのでしょうか。
という質問をされていて、
その問いに対しての
星野さんが答えにハッとさせられました。
数字を決めると、
人の行動は大きく変わっていきます。
例えば、新型コロナウイルスの感染者数が
毎日発表されていますが、
その数字を見ることで
「気をつけなくてはいけないな。
もっと感染者数を減らさなくては」
といった行動変容が起きますよね。
増えたり減ったりする数字を見ながら、
自分の行動を変えようと意識するようになるのです。
経営者が売上や利益、ホテルでいえば
「稼働率」などを掲げるのも同じことで、
その数字を見せることで
スタッフに危機感を持たせたり、
より積極的な営業活動をするように
行動変容を促しているのです。
一方で、「本当は大事なことなのに可視化
(数字化、明確化)されていないこと」
もたくさんあります。
ホテルなどの業態なら本来は
「お客様に喜んでいただくこと」が
一番大切であるべきなのに、
そういったことは
数字で表現しづらいから放置されている。
可視化されている数字に影響され過ぎないこと、
可視化されていない大事なことを忘れない
ことを心がけています。
ということが書かれていたのですが、
これってサッカーでも同じだなと思いました!
やっぱりサッカーでも分かりやすい数字、
目に見えやすい数字っていうのがあって、
例えばクラブで言えば勝ち点とかの勝敗とか、
観客動員数や営業収益
みたいなことも言えるかもしれません。
で、選手として
ゴールやアシストといった部分でしょうか。
それこそ今は色々なデータが
精度高く分かるようになったことで、
1試合の走行距離や最大速度、
空中戦の勝利数、デュエル(球際の部分)勝利数
とかも当てはまると思います。
で、星野さんがインタビューで
「数字を決めると、
人の行動は大きく変わっていきます。」
と言っていたのですが、
これをサッカーに置き換えても
同じような結果が生まれて、
例えば
「今シーズンは得点を10点取ると決めるぞ!」
という明確な数字(目標)を決めることで、
「あと何試合で何点取らなきゃいけないのか」
という計算をするようになったり、
得点を取らなきゃいけないので
いつもよりもシュート意識が高くなるといった
プレーの意識が変わることもあるだろうし、
それに付随して
「じゃあ得点を取るためには
どうすればいいんだ?」
とより考えるようになって、
自分や他の人のプレーを分析したり
よりシュート練習に打ち込むようになる
というような行動の変化がある気がしました!
やっぱり数字を決めるというのは大事だなと!
ただ、それを踏まえて星野さんが
『可視化されている数字に影響され過ぎないこと、
可視化されていない大事なことを忘れないことを
心がけています。』
とおっしゃっていましたが、
やっぱり分かりやすい数字だけを追えば良い
というわけではないとのことです。
で、結局これって何を伝えたいかというと、
「手段が目的化しないように気をつけようね!」
ということなのかなと感じていて、
例えば僕が常に意識していないと
陥ってしまう事例として、
本来はサッカー選手として
目指している目標とか目的があって、
それを達成するための手段として
試合に出たり、結果を出したり、
練習をしたり、知識をつける。
という順番だったのに、
いつしかそのサッカー選手としての
目標や目的を忘れてしまって、
試合に出ること、結果を出すこと、
練習をすること、知識をつけることに
フォーカスしすぎてしまって、
本来手段だったものが目的になってしまう
みたいなことが起きやすかったりします。
だからこそ「それを気をつけようね!」
みたいな話だと思うのですが、
個人的にはその話は
また別の機会に考えてみたいと思っていて、
今回の記事で自分が一番気になったのは、
『本当は大事なことなのに
可視化(数字化、明確化)されていないこと』
というキーワードです!
で、サッカーって
これがかなり隠れている気がしていて、
もちろんすでに可視化されている
分かりやすい数字っていうのは、
ゴールとか走行距離といったものだと
思うんですけど、
例えば
味方がプレーしやすいように
スペース作る動きの質や回数とか、
自分の右向きに反転する動きと
左向きに反転する動きのスピードの違いとか。
「自分がどんな時に
パフォーマンスが高いのか?」
という問いの答えになる、
睡眠や栄養、日常の過ごし方といったデータは
可視化はされていないけど、
めちゃくちゃ重要な情報だと思います。
ただ、ここで一つ問題なのが
『可視化されていない大事なこと』
というぐらいですから、
基本的には自分からその要素を
探そうとしない限り
ずっと隠れている状態だと思いました。
じゃあ具体的にその隠れている要素を
見つけるための方法を考えてみると、
たぶん大きく分けて、
①自分で考えること。
②他人に手伝ってもらうこと。
この2つに分けられると思いました。
まずは『自分で考える』ことでいうと、
日々「自分がよりパフォーマンスを
上げるためにもどうすれば良いのか?」
ということを様々な視点で考えてみたり、
常識を疑うというか、
「今やっている方法よりも
もっと良いやり方があるのではないか?」
と常に最善の方法を探求することが
大切だったりする気がしました。
で、『他人に手伝ってもらうこと』でいうと、
他の人が意識していることを見たり、
質問をして聞いたりすることや、
フィードバックをしてもらう。
みたいなことが挙げられると思います。
それこそ、どれだけ自分一人で
「何か隠れているけど重要なことはないかな?」
と探そうとしても、
それは、これまでの自分の経験や価値観で
作られたメガネを通して探しているので、
たぶんそんなに新しい発見が
無さそうな気がしていて、
そう考えると、
自分とは生まれも育ちと考えていること、
持っている知識すら違う他の人の力を借りて、
自分だけでは気づかないものを
一緒に探してもらうことが
かなり重要なことなのかなと思いました!
ということで、
まずは多角的に自分自身を見れるように、
日々新しいものの考え方や知識を
増やしていきつつ、
それでもモノの見方に偏りが出ると思うので、
積極的に周りの人に聞いて、教えてもらう!
ということを意識していきたいと思います!
ということで本日は、
『可視化されている数字に影響され過ぎず、
可視化されていない大事なことを忘れない!』
というテーマで話してみました!
以上下澤悠太です!
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