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「人の上に立つ」ではなく"中心に近づく"


多くの人が
「将来は出世して人の上に立ちたい」
ということを考えているかもしれません。

「俺は出世して大金持ちになるんだ!」

「私はもっと頑張って
数千人を抱える社長になりたい!」

それは僕も同じで、
昔から誰かの下にいるのが嫌で
「将来は人の上に立ちたい」
という気持ちをずっと持っていました。


その理由は

周り埋もれてしまい
代替されるような人間になってしまうことが
怖くて嫌いだったのかもしれませんし、

上の立場の人から

「俺は全部知っているんだぜ。
もっとこうしてみろよ。」

といった
全てを見透かしているかのような振る舞いで
上から目線で接してくる感じが
好きではなかったのかもしれません。

(とは言っても
人並み以上に聞く耳を持ち
誰の発言であっても吸収しようと思っていますし、
たとえ上から目線の言い方であっても
「明らかにこの人は違うな」
と思う人からだったらむしろ大大大歓迎です!)


そんなこともあって
いつしか僕は出世したいと願い、
人の上に立ちたいという想いが
強くなっていたのだと思います。


しかし、
ONDAYS社長の田中修治さんが書いた
「大きな嘘の木の下で」を読んで
ハッと気付かされたことがあったのです。

今回のその話について書いてみます。


CHAPTER6「経営論のウソ」

「人の上に立つ」という時代遅れの発想


このパートでこのような文がありました。

どうやら世の中の多くの人は
「出世すること」=「人の上に立つ」
ということだと誤解しているっぽいが、
この考え方は根本的に間違っているし
時代遅れだし、
何より偉そうで気持ちが悪い。

人は人であり上も下もない。
上に立った人間は気持ちいいかもしれないが、
一方で、
上に立たれた「下」の人間は全く嬉しくない。

というようなことですね。


この文を見た時に僕はハッとさせられました。


昔から自分より上にいる人の
下に見ている感じが好きではなかったのに、

いつしか自分自身が
そのような存在になろうとしていたことに
気づかされました。


「人の上に立ちたい」なんて
傲慢で自分勝手なこと
だったのです。


あくまでもこれは上に立っている人が
悪いという話ではありません。

「俺はこいつらの上の立場にいる!」

というように
下にいる人の気持ちを考えずに
誰かを引きずり下ろして自分がのし上がる
というような考えを持ってしまうことが危険

ということです。



そこでOWNDAYSでは

出世していくことを
「人の上に立つ」ではなく「中心に近づく」

そういう風に表現しているそうなのです。


組織をピラミッド状で考えずにで考える。

その円を回している1番の中心が
社長でありリーダー。

そして、
円の中心に近づくほど
熱量が高く回転速度も速くなり、

そこに沢山の人が集まれば
より速く、力強く回転し、
会社も大きく膨らんでいく
と考えているそうなのです。


「出世とは人から必要とされること」

田中修治さんは
このような表現もしていました。


「人の上に立つ」という言葉は
誰かに引き上げてもらったり
周囲の人間を押しのけていく
イメージがありませんか?

まるで将軍や殿様が
上から「下の人間」を見下して
偉そうに指示して従えるように。

しかし、
「中心に行く」ためには
その円に所属する多くの人から認められ、
必要とされなくてはいけない
ですよね。


現代はSNSといった
コミュニケーションツールが進化し
一人一人が主役になれる時代です。

その中で
下にいる人たちは、
自分たちが屍になってまで
上にいる人を儲けさせるために頑張る
なんてことはしないと思います。

「俺のために働け!!」
と言われても
「ふざけんな!!」
で終わりですよね。


これからの時代に強い
リーダーのスタイルは「キャプテン型」

田中修治さんはこのように言っています。

サッカーのキャプテンのように
自分が先頭を立って走り、周りを巻き込み
自分が中心となって戦っていく。


今の時代は全員がプレイヤーであるため
戦国武将型のリーダーのように
上から指示を出して周りの行動を縛るより、

一人一人に自分の頭で考えさせて
その人の持ち味を引き出してあげる
余白を上手く設計した方が、
よりすごいものができる可能性がある

と思います。

そして、
キャプテンである組織のリーダーは、
その個性を1つに束ねて
1+1を2ではなく100にもできるように
中心となって指揮をとり
引っ張っていくことが役目
ですよね。


僕自身ここ最近
「自分1人が笑うより
みんなが笑顔の方がいいよね」
ということを
心の底から思うようになってきました。

(これは確実に西野亮廣さんの影響で
決して自分をよく見せようと
思っているわけではないです。笑)


人の上に立つのではなくて

自分が中心になる。


自分が中心になるためには
「みんなを勝たせる」ことがとても重要

だと感じています。

自分のことしか考えないテイカーでは
誰もその人について行きたいとは思わないし、

自分と相手の利益を公平にするマッチャーでも
中心と呼ぶには程遠い。

全てを分け与えようとするだけのギバーでは
テイカーの餌になって終わり。

僕は自分の利益も考えながら
本当の意味でみんなを勝たせられる
ギバーになりたい
と強く思っています。

そんな感じで
大きなムーブメントを起こし
みんなを勝たせられる存在になるために
頑張るぞーー!!!!


ブラウブリッツ秋田 No.10 下澤悠太

#ONEFIELD #ブラウブリッツ秋田 #下澤悠太

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