見出し画像

ほんの紹介『部下の強みを引き出す経験学習リーダーシップ』

組織を分解したものが個人なのか、
個人の集合が組織なのか

人によって個人と組織の関係の捉え方が違うことに気づいていない人は多いのだろう。

#ヒトカラ読書部
#部下の強みを引き出す経験学習リーダーシップ


〜〜

経験学習リーダーシップ=職場メンバーの経験学習をうながす指導

落とし穴

①弱みを克服に重点を置き、組織目線で仕事を意味づける
②問題や失敗だけを振り返らせ、弱みを克服させている
③マネジャーがすべてを仕切る

育て上手の指導方法

①強みを探り成長ゴール(伸ばすべきスキル目標)で仕事を意味づける
②中堅社員と連携しながら思い(ビジョンや理念)を共有する
③失敗だけでなす成功も振り返らせ強みを引き出す

2つの補完スキル

①仕事の創出
②リフレクション支援

人材の成長をつながす3つの経験

①部門を越えて連携した経験
②変革に参加した経験
③部下を育成した経験

経験から学ぶ力

①ストレッチ
②エンジョイメント
③リフレクション
④思い
⑤つながり

仕事を開始する前の準備

①潜在的な強みを探り
②期待して、成長ゴールで仕事を意味づけ
③先を見せて、やり方を教える

強みcanを伸ばすことで、将来やりたいことwillを実現する

強みを引き出す3つのアプローチ

①深堀型 同タイプの強みを伸ばす
②拡張型 別の強みを伸ばす
③是正型 強みを阻害する弱みを是正する

フィードフォワード面談

①部下の成功体験を思い出させる
②その成功の状況や条件を明らかにする
③これからの仕事の中に、その状況や条件を取り込むことを促す

失敗から学ぶ条件

①主体的に挑戦している
②失敗から学んでいる
③その学びを成功につなげている

弱みの無意味化

①弱みの影響が出ないように役割を見直す
②強みを用いて、弱みを補完する
③弱みを補完してくれるパートナーを見つける
④職場において、メンバーの強みに応じて役割や責任を決める
⑤(最後の手段は)トレーニングによって弱みを平均レベルに上げる(熟達させる必要はなく、パフォーマンスを阻害しない程度)

中堅社員と連携しながら思いを共有する

①中堅社員を中心に職場を運営する
②メンバーの意見やアイデアを引き出す
③ビジョンや理念をつくり、共有する

ビジョンは、理想や価値観に基づく未来のイメージ

ビジョンは、理想や価値観に基づく未来のイメージであり、理念(ミッション)は大切にしている目的、存在意義、価値観です。つまり、ビジョンは将来こうなりたいというイメージであり、理念は仕事をする上で大切にしている考え方 

ビジョンの抽象度はあまり具体的だと、ただ単に、考えることなくそれを実施してしまいがちですが、抽象的すぎるとイメージが湧きません。ビジョンのレベル感がちょうど良いと、思いもよらないアイデアが出てきて成果につながります。発想を刺激し、行動を喚起するようなビジョンを設定する必要があります。

ジョブクラフティング

自分の関心、モチベーション、情熱と一致させるように。担当している仕事を変えていく自主的な行動。
①仕事のデザインを変える
②他者との関係性を変える
③仕事に対する考え方を変える

育て上手度のチェックリスト

【業務開始前】
□部下の潜在的な強みを探っている
□期待して、成長ゴールで仕事を意味づけている
□先を見せて、やり方を教えている
【業務遂行中】
□成功を事実で振り返らせ、強みを確認している
□なぜ成功したかを振り返らせ、強みを引き出している
□同じ目線で振り返り、失敗を成功につなげている
【職場運営】
□中堅社員を中心として職場を運営している
□メンバーの意見やアイデアを引き出している
□ビジョンや理念をつくり、共有している

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?