独座観念
115日目
独座観念
どくざかんねん
茶会が終わって客が帰ったあと、亭主が独りで釜に対座し、その日の茶会をふりかえり、やがて無一物の境界にいたること。井伊直弼が『茶湯一会集』のなかで強調し、茶の湯を悟りを得た境地になぞらえて述べた言葉。
好きな言葉。
全てが終わったあとにすぐに片付け、すぐに終わらせることも大事だが、
皆様が、どう家路に着き、
どんな会話をされているのか、思いを馳せること。
今日がよかったのかどうか、
もっとこうしておけばよかったかもしれないなど。
1日1日をなんとなく終わらせるのではなく、
振り返ることの大切さ。
その繰り返しの積み重ねの大切さを諭してくれている言葉。
そして人をもてなす者としての心構え。
独座観念の精神を持って挑む日々を改めて。
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