【装幀+組版】 『場末にて』 西尾勝彦 (七月堂)

画像1 西尾勝彦『場末にて』(七月堂)|装画=小川万莉子
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画像4 装幀と組版を担当しました。表紙の紙は、パール調の紙を選びました。パールといっても、今回選択した紙は、派手な光り方はせず、微かに、鈍く光っているように見え、それがなんとも魅力的です。光が、場合によっては、時間をかけて、ゆっくりと認識される(と思われる)。判型の選択も任せていただき、文庫本よりやや大きめで、縦長。こじんまりとした本になりました。ひっそりと開かれるような。本文用紙はざらざらとした質感。表紙のパール調と好対照になればよいなと思い、これまであまり選択してこなかった中質紙を使用しました。

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