青空

何回かにわたり訪れ、
以前もこの街に来て
道がわからなくなり、
迷うのをふせぐ目印であるかのように斎場は立っていたと、あなたに話したことを、思い出したとしても、そんな街ではとにかく飯が食えるところを探せばいいと、あなたは言った。それをすればいいと、あなたは勧めた。




早緑は、どの季節にあってもさみどりと読むらしく、あなたはまた寒そうな恰好をして、わたしの前に現れる。




明日もこの場所に、
わたしは来れると思う。





わたしは長い手紙をもらったことがありません。
手紙なので、その日のうちに読み終えるのです。

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