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『採用単価を半分にする』のは実はそれほど難しくない

「採用単価を下げたい!」
「採用費のインフレが止まらない…」

そんなお悩みを抱えている人事の方は多いのではないだろうか?

「採用単価を半分にしろ!」などなど、トップから指示され、まさに気持ちは王騎将軍から「馮忌(ふうき)の首級を獲れ!」と命令された飛信隊の信の心境かもしれない。

経営者は結果を求められるので、目線としてはこんな感じなのかなと推測される。「とにかく、この予算で何人採用してくれ」というわけだ。

経営者の目線では掛けた費用に見合う結果を期待しています

もちろん、あまりにもこの見立てが現実とズレていると、あえなく撃沈してしまうわけだけど、ある程度いけるだろうという考えがあっての指示だと思う(思いたいです。。)

ですので、「どうやったら採用単価を半分にできるのか?」を考える必要があるわけで。お気持ちはよくわかります。わかるんですが、、、

わたしたち求人広告の代理店や採用支援会社に「同じ費用で応募数を倍にしてください」みたいなリクエストをするのはやめてください(笑)

「じゃあ、どうするんだよ?」というと…

採用プロセスを分解して考える

この図は簡略化しているので、実際の採用プロセスをイメージしてみてください

営業の方は、「売上2倍にしろ」みたいな鬼目標が降ろされた時に、

商談数 ✕ 受注率 ✕ 受注数 ✕ 受注単価 ✕ リピート率 ✕ 紹介数

のどこを改善すれば売上が上がるか?考えた経験があるかもしれない。

例えば、商談数を20%・受注率が20%上がれば、受注数は1.44倍になり
さらに受注単価が20%、リピート率が20%上がれば、理論上は売上は2倍になる。そしてリピートしたお客様の中から20%紹介をいただき商談が増え…

というサイクルを繰り返せば良いというお話。

採用活動でも同じように、

  • 求人閲覧数

  • 応募率

  • 有効応募率

  • 面談設定率

  • 来社率

  • 内定率

  • 内定承諾率 などなど

募集~入社に至るまでのプロセスを細かくわけてみる。

もし、プロセスが8個なら、1つのプロセスを10%ずつ改善すれば
1.1 ✕ 1.1 ✕ 1.1 ✕ 1.1 ✕ 1.1 ✕ 1.1 ✕ 1.1 ✕ 1.1 = 2.14(倍)と採用数は2倍になります(理論上は…)

『採用単価を半分にする』というと、なんだか途方もない無理難題に聞こえるけど、『1つ1つの採用プロセスを10%ずつ改善する』と言われると、そこまで難しくないんじゃないか?という気がしてきませんか?
(私だけでしょうか…)

これは、目標設定における「スモールステップの法則」にも通じるものがある。ということで、プロセスの1つ1つを改善することで採用単価を下げていこう。

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