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FX取引における注文方法7種類!初心者でも分かりやすく解説!

マーケット注文とは?

マーケット注文とは、現在の相場で最も有利な価格で注文を出す方法です。マーケット注文は、発注した瞬間に市場で最も高値または最も安値で成約されます。

例えば、ドル円が1ドル110円で売られているときに、1万ドル分のドルを買いたいと思った場合、マーケット注文を使うと、その瞬間の最良価格(110円)で即座に買えます。

ただし、マーケット注文は、市場の相場が急激に変動する場合には不利な価格で成約される可能性があります。また、市場での取引量が少ない場合には、成約が遅れたり、成約価格が注文時の価格よりも悪化する可能性があるため、注意が必要です。

指値注文とは?

指値注文とは、特定の価格(指値価格)を指定して注文を出す方法です。注文価格が指定した価格に達した場合にのみ、成約が行われます。

例えば、現在のドル円相場が1ドル110円であるときに、レートが1ドル112円に上昇するのを待ってから買いたい場合、指値注文を使って1ドル112円で買い注文を出すことができます。この場合、市場の相場が指定価格に達するまで注文が待機され、指定した価格に到達した場合にのみ成約されます。

指値注文は、市場の相場が急激に変動する場合には、指定した価格に達しないまま成約されず、キャンセルされる場合があります。しかし、指定した価格に達した場合には、設定した価格での取引が可能となるため、利益を確定しやすく、リスク管理がしやすい注文方法として利用されます。

逆指値注文とは?

逆指値注文とは、特定の価格(逆指値価格)を指定して、相場がその価格に達した場合に自動的に売買を行う注文方法です。

例えば、現在のドル円相場が1ドル110円であるときに、価格が1ドル108円に下落した場合に自動的に売り注文を出したい場合、逆指値注文を使って1ドル108円で売り注文を出すことができます。この場合、指定した価格に達するまで注文が待機され、指定した価格に到達した場合に自動的に成約されます。

逆指値注文は、価格の急激な変動が発生した場合でも、指定した価格に達した場合にのみ成約されるため、投資家のポジションを守るリスク管理に役立ちます。また、デイトレーダーやスイングトレーダーにとっては、取引時間外や睡眠中などの自動売買にも有用な注文方法として利用されます。

IFD注文とは?

IFD注文とは、2つの注文を同時に出し、一方が約定すると自動的にもう一方の注文が有効になる注文方法のことです。IFD注文には、IFD買い注文とIFD売り注文の2種類があります。

IFD買い注文は、指定した価格よりも下の価格で買いたいと考えている場合に使用します。IFD買い注文を出す場合、まず買い注文を出し、その後に逆指値注文を出します。この場合、逆指値注文の価格は、買い注文の価格よりも低く設定する必要があります。

一方、IFD売り注文は、指定した価格よりも上の価格で売りたいと考えている場合に使用します。IFD売り注文を出す場合、まず売り注文を出し、その後に逆指値注文を出します。この場合、逆指値注文の価格は、売り注文の価格よりも高く設定する必要があります。

IFD注文は、取引者が注文の成立条件や有効期限を自由に設定できるため、取引の柔軟性が高いとされています。ただし、注文が成立しない場合もあるため、十分にリスク管理を行う必要があります。

OCO注文とは?

OCO注文(One Cancels the Other注文)は、2つの注文を同時に出し、どちらか1つが約定するともう一方の注文をキャンセルする注文方法です。OCO注文は、FXや株式などの取引で利用されます。

OCO注文を使うと、トレーダーは2つの注文の中からどちらか一方が成立した時点で、もう一方の注文をキャンセルできます。これにより、トレーダーは損失を最小限に抑えることができます。

例えば、ある通貨ペアの価格が1.1200で取引されており、上昇が予想される場合に以下のようにOCO注文を使用することができます。

  • 注文1: 買い指値注文を1.1250に設定(現在の価格よりも高い水準に設定)

  • 注文2: 売り逆指値注文を1.1150に設定(現在の価格よりも低い水準に設定)

もし、価格が上昇して1.1250に達し、買い指値注文が成立した場合、売り逆指値注文は自動的にキャンセルされます。逆に、価格が下落して1.1150に達し、売り逆指値注文が成立した場合、買い指値注文は自動的にキャンセルされます。

OCO注文は、リスク管理の観点から非常に重要な注文方法であり、特にデイトレーダーやスキャルパーにとって役立つツールです。

トレール注文とは?

トレール注文とは、注文時に設定した損切りや利確の価格を自動的に追従させる注文のことを指します。つまり、ポジションを持っている時にそのポジションに対して損切りや利確を自動的に更新してくれる機能を持った注文方法です。

トレール注文は、市場の動きに合わせて損切りや利確の価格を自動的に調整するため、手動で価格を変更する必要がなく、投資家がマーケットの監視から解放されるため、非常に便利です。

トレール注文の中でも、代表的な注文方法には以下の2つがあります。

1、トレールストップ注文


トレールストップ注文は、既に保有しているポジションに対して、損失を最小限に抑えるための注文方法です。注文時に指定されたトレール幅に合わせて、最高値(買いポジションの場合)または最安値(売りポジションの場合)が上昇・下落するにつれて、ストップ価格を調整します。つまり、ポジションが利益を出し始めたら、ストップ価格も一定額分移動し、損失を最小限に抑えることができます。

2、トレールリミット注文


トレールリミット注文は、既に保有しているポジションに対して、利益を確保するための注文方法です。注文時に指定されたトレール幅に合わせて、最高値(買いポジションの場合)または最安値(売りポジションの場合)が上昇・下落するにつれて、リミット価格を調整します。つまり、ポジションが損失を出す可能性がある場合は、リスクを最小限に抑えるためにストップ価格を調整し、一方でポジションが利益を出し始めたら、リミット価格も一定額分移動し、利益確定を図ることができます。

スリッページとは?

スリッページ(slippage)とは、注文した価格よりも実際の約定価格が異なる現象のことを指します。主に急激な相場変動や流動性の低い市場で発生しやすく、トレーディングにおいて予期せぬ損失を生じることがあります。

例えば、ロングポジションを持っている場合、市場が急激に下落して価格が一気に下がったとします。このとき、損切り注文を出していた場合でも、約定価格が注文した価格よりも下がる可能性があります。この場合、スリッページにより想定外の損失が発生することになります。

一方で、スリッページが利益になる場合もあります。例えば、ショートポジションを持っている場合、市場が急騰して価格が一気に上がったとします。このとき、利益確定注文を出していた場合でも、約定価格が注文した価格よりも高くなる可能性があります。この場合、スリッページにより想定外の利益が発生することになります。

スリッページを避ける方法としては、流動性の高い市場でトレードすることや、相場変動の激しい時間帯を避けることが挙げられます。また、トレード手法に応じてスリッページを許容できる範囲を設定し、リスクマネジメントに配慮することも大切です。

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