赤星とくまがいに行ってきました
20年近くアメリカで日本酒を売っていたお方が日本酒を選んでいる
そんな日本酒ペアリングで人気なお店、赤星とくまがいに行ってきました。
今回はそんなお店の食レポです。
麻布十番駅から歩いて約5分ぐらいの所にあるビルの7階にそのお店はあります。
エレベーターに乗り、7階まで行くとそこが直接入口になっていて
席にはこの日のおまかせ料理と
酒器セットが置いてあります。
色々と完璧過ぎてどうしようかと思いましたが
とりあえずビールをいただきながら、一品目を待ちました。
一品目
毛ガニ、白えび、じゅん菜の酢の物×Ships Motif telescope Telescope
ほのかなメロンの香りが良い感じの純米吟醸酒なのですが、白麹を使っているという事でクエン酸がバッチリと感じられるお酒。
とは言ってもそこまでバシバシとした酸っぱさはなく、少しザラザラとしていて、甘さも程よくある優しさのある一本でした。
酢の物の酸味とのバランスがちょうど良く、木の芽の香りの相性とも抜群で、一品としては最高の組み合わせでした。
二品目
マンゴーとモッツァレラのカプレーゼ 〜ミント風味〜×榮光冨士 酒未来
こちらは、マンゴーのような香りと甘さを持つ榮光冨士 酒未来とマンゴーを合わせるお手本のようなペアリングでした。
マンゴーの香りが口の中に広がる心地良い一品。
ミントが良いアクセントになっていました。
三品目
鮑の竜田揚げ 季節野菜と梅の出汁をかけて×射美
梅の効いた出汁と梅の蜜煮のようなニュアンスをもつ射美が最高の相性でした。
出汁が全ての食材と射美を繋げてくれます。
四品目
産地直送刺身三点盛り×陸奥湾
正直に言いますと、陸奥湾だけだと個人的にはそこまで好みのお酒ではありませんでしたが
山葵醤油との相性が抜群で、一緒に食べる事で美味しくいただくことが出来ました。
山葵醤油との相性が良いので、刺身がマグロでも、ヒラメでも、イサキでも全て違った形で楽しむ事ができたのにもペアリングの面白さを感じる事が出来たと思います。
四.五品目
雲丹×亜麻色
先ほどの刺し盛りに盛られていた雲丹を醤油を付けずに食べ
その後にこの若干の醤油のニュアンスを持った亜麻色を口に含むと、雲丹の香りをより良く感じられるペアリングに…
これは圧巻でした。
五品目
トキシラズのポワレ〜トウモロコシとバルサミコのソースで〜×白菊 にごり酒 45度くらい
トリュフの香り、サクサクっとしたガーリック、トウモロコシの甘味、バルサミコソースの酸味を同時に楽しめる、トキシラズのポワレ。
これだけで料理としては完成されていました。
それに、このにごり酒を合わせる事でトウモロコシの風味がよりひき立ち、穀物満載の味を楽しむ事ができました。
お米が大好きな日本人としては、にごり酒はペアリングコースには必須ですね。
六品目
京地鶏の炭火焼き〜粒マスタードと白味噌のソースで〜×豊盃 特別純米
味の強い京地鶏を豊盃が切ってくれるお手本のようなウォッシュ系のペアリングでした。
普通に美味しかったです( ̄∀ ̄)
七品目
アナゴとセリのかき揚げ 生そうめん×ねね 純米酒
さっぱりめ出汁に、冷麺のようにコシの強い冷たい生そうめんが入っていて、その上に温かいかき揚げがのっているという少し不思議な一品。
これと合わせたのが低アルコールでさっぱりとしている「ねね」。
「出汁と相性が良いんですよ!」の言葉と共に出てきただけあり、相性が抜群でした。
が、何故かはわからず…
(だいぶ酔っていたせいもあるかもしれませんが)
とにかく、冷たい出汁に馴染むような日本酒でした。
こういう合わせ方ができるとなると、かなり幅が広がります。
8品目
オレンジピールを使ったデザート×流輝 桃色純吟無濾過
先述した通り、だいぶ酔っ払ってましたが
このデザートの合わせ方があまりにもドンピシャで、目が覚めました。
オレンジピールの苦味と流輝の苦味がぴったり合い
最後、口の中をさっぱりさせるのに最高の一品でした。
お会計の際にお茶をいただき
コースが終了。
いやはや、本当に素晴らしい経験ができた夜でした。
今回、僕はコースでいただきましたが
アラカルトでもやっているそうなので
ちょろっと行って見るのも、良いかもしれません。
赤星さんの人柄もとても良く、本当に良いお店でした。
オススメです。
そんな感じで、今日の話は終わります。
では^ ^
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