他者の目前における生の肯定
生に密接なものをほど、歪める時には、生は澱む。その澱みは、かなりの力でその人を包み込んでしまうものである。作品とは生の痕跡だから、その痕跡を蔑ろにされることで、またそれを作ったこの身体を否定する/されることで人は、その生の否定へと進んでしまうことになる。他者に作品を提示することでもどうにかこの生を殺すことがないように。そうするためには、他者が目前にいようとも、自身の生を肯定する力量を持つことである。おまえはそれを今手に入れようとしているのである。大丈夫。おまえ自身のことを信じてやれ。