労働者としての地域
生活者、消費者としての地域感というのは、結構オープン。そんなわけで働く人として見る地域についても書いてみたい。
いろんな働き方がある。
今回は会社つとめについて、考えてみる。いわゆる就職。
そうなると、会社が必要になる。リモート対応の会社で働いたら、どこでも住める。ただ、まあそんなに多いわけじゃない。
非リモートの会社ではどうか。
田舎に行くほど会社は少なくなっていく。そうなると、競争率が高くなってしまう。
どういうこと?
より良い条件で働きたいとしたら会社の数は少ないのだから、競争が生まれる。需要が少ないのだから就職という目だけでみたら、田舎ほど激戦区だ。
しかし
実際は違う。ずーっと求人を出しているところもある。それはもちろん、労働の供給側、働く人からしたらそこの地域だけが全てではないからですね。
労働者としての選択肢はたくさんある。どちらが選ばれる側か、というのはその時々で変わるけれど、いまは「労働者がどこで働くか」の方が優勢だ。
労働者としての地域は、発展性が重要になる。ただ、消費者、生活者としての地域は、あくまで自分が地域を利用する側だ。悪い方にいくと、それはお客さま目線。
住む人は大抵、労働者であり、かつ消費者、生活者だ。使う側だけで語られる地域に未来はない。持続可能な発展という言葉が良く使われる。これも一緒。使う側の視点で語られる持続可能な発展。この時点で消費する気満々なわけです。
批評家より一番、危ないのはこれ。
最初から自分が使う側、お客さまの視点で語る考え方。
今は労働者も、お客さまだ。地域を選ぶ側、消費する側。これはどこかで誰かが変えないといけない。
可能性。
可能性が大事だと思っています。
あ、できそう。
もしかしてできるかも。
光ですね。
そういう光が、いま必要だと思います。
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