【測量士補試験】令和6年 実力診断模試 解説

皆様、令和6年の実力診断模試お疲れ様でした。
毎年のことですが、本試験を想定して未知の問題も数問入れています。「なにこれ知らない知識だぞ!」と思っても、特に深入り不要ですからね(「へぇーそうなんだ」くらいに思っておけばOK)。
要は、知らない知識が出てきても動揺しないメンタルを作って頂くためのものです。
ここでは、最小限の解説をしておきますね。

問1

bとdが誤り。
b→含まれない
d→「都道府県知事」ではなく「国土地理院の長」

問2

dとeが誤り。
d→「占用許可」ではなく「使用許可」
e→過去問知識ですね

問3

こんな感じの四角形になります
30° 60° 90°の三角形が2つ組み合わさった形ですね
辺の比は1:2:√3になるので、CD=12×√3=20.7846…
面積は、20.7846…×12÷2×2=249.415…

問4

4→「最低水面」ではなく「平均海面」

問5

3→「3点」ではなく「2点」
ちなみにテキストには載っていません。未知の新問ですね。深入り不要

問6

これは文章をそのまま読んで頂ければOKでしょう
答えは「1」

問7

Φが330°なので、残りの角度は30°
TとT’の差をθとすると、正弦定理で
sin30°/1000=sinθ/4
sinθ=sin30°×4÷1000
  =0.002
微小角なのでこれが=ラジアンとなり、2”×10⁵をかければ秒になる
0.002×2×10⁵=400
400秒は6分40秒なので、86°20’30”-0°6’40”=86°13′50″
答えは「2」

問8

過去問でもおなじみの問題
答えは「2」

問9

-0.240-(-0.280)+16000.500=16000.540
答えは「4」

問10

a→「標高」ではなく「距離」
e→傾きは補正できない
答えは「1」

問11

過去問でもおなじみ
答えは「4」

問12

1700÷100=17
偶数にしなければならないので、最低は18

問13

(1.2456+1.1605)-(1.1978+1.2013)=0.007
0.007×1.1=0.0077
1.2013+0.0077=1.2090

問14

dは「尾根」であることに注意
(過去問では谷筋)
尾根の場合、等高線は下流の方へ下がることになるので、「下流の方へ下がって」から尾根筋を直角に横断する

問15

斜距離42mということは、AとBの標高の差はその1/2の21mとなる
(1:2:√3の直角三角形だから)
したがって、Bの標高は、76-21=55m
Cの標高が25mなので、BとCの標高の差は55-25=30m
XとCの標高の差はは30-25=5m
高さが30mで底辺が180mの三角形と、高さが5mで底辺がXmの三角形が相似になる
30:180=5:X
X=180×5÷30
 =30m
縮尺は1/500なので、これを500で割る
30m÷500=0.06m(6cm)

問16

3→地図情報レベルは原則として1000 以下とし250、500 及び1000 を標準とする

問17

番号 標高の差
1  0.3
2  0.1
3  0.5
4  0.4
5  0.2
(0.3²+0.1²+0.5²+0.4²+0.2²)÷5=0.11
√0.11=√11 ÷10
  =0.331…

問18

4→同一コース内の隣接数値写真との重複度は「90%」以上

問19

テキストp158を参照

問20

4→「水田」ではなく「茶畑」

問21

あえて高難度にした問題
ただ、地道に確認していけば分かるので頑張って

問22

1→「任意」ではなく「特定」

問23

e→「整飾」ではなく「注記」

問24

3→旧河道は、地盤が軟弱で、地震の際の揺れが大きくなりやすい

問25

交角が90°なので、BC~IPの長さは半径と同じ
BP~IPが216mなので、BP~BCは216-180=36m
中心杭は20m間隔なので、BP~No.15までは300m
したがって、BC~No.15までは300-36=264m
つまり、弧の長さが246mなので、このときの中心角をθとすると
180×2×3.14×θ÷360=264
となる。これを計算するとθ=84°ちょい
δは、この半分となるので、84÷2=42
答えは「5」

問26

4→線形地形図の縮尺の5倍から10 倍までが標準

問27

基準点をOとすると、∠AOB=30°なので、AからBCの延長線上に垂線を下ろすと、その高さはOAの距離の1/2となる。
30.800÷2=15.400
BCの距離は24.600-16.600=8
したがって、ABCは、高さ15.4、底辺が8の三角形であるから
15.4×8÷2=61.6

問28

4→「距離標」ではなく「水際杭」

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