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母乳には産後の1週間がとっても大事です!!

当院の母乳ケア法則

こんにちは。
福岡県北九州市にある乳房マッサージ専門助産院「葉っぱ助産院」です🍃

当院に来られるママさん達から、以下のようなご相談を受けることがよくあります。

●母乳の出が初めからあまり良くなかったのだけれども、1か月過ぎたら良く出るようになった人の話を聞いて、1ヶ月まで頑張ってきた。けれど、やっぱり出があまり良くならない

●赤ちゃんがおっぱいを直接吸えないので、保護器を使っているのだが、赤ちゃんが大きくなったら吸えるようになると言われていたのになかなか直接吸うことができず、またどのように外したらいいのかもわからない

1か月健診まではと頑張ってみたけどなかなか上手くいかなくて、という方がほとんどですが、時には2ヶ月、3ヶ月頑張ってみたけれど、なかなか母乳が増えないということで相談に来られる方もいらっしゃいます。

ですが、、、、、

実は、1か月を過ぎると母乳の出を増やすことがどんどん難しくなってきます。

理由はいくつかありますが、

1.母乳に関するホルモンは出産直後が一番高く、その後急激に下がっていきます。

2.ホルモンレベルの高いうちにおっぱいへの刺激が沢山入らないと、母乳の出がどんどん悪くなっていきます。

3.母乳の出が悪くなると、赤ちゃんの吸いつきが悪くなります。

4.赤ちゃんが哺乳瓶の乳首特有の飲み方を覚えてしまうと、ママの乳首をうまく吸えなくなることがあります。特に、1ヶ月半~2ヶ月くらいになってくると本当に難しくなります。

主にこうした理由から、1ヶ月を過ぎると母乳に関するトラブルの改善が難しくなってくるのです。

🌼母乳ホルモン🌼


理由1の母乳に関するホルモンについて、もう少し詳しくお伝えしたいと思います。

下の図をご覧ください。
これは、母乳に関するホルモンの量を表しています。

中でも注目するのは、濃いオレンジ色の「プロラクチン」というホルモンです。

出典:よくわかる母乳育児(水野克己著)

「プロラクチン」というホルモンは、ざっくり言うと「母乳を作るホルモン」です。

このホルモンは、妊娠中から身体の中で徐々に量が増えていきます。

そして、どこがピークかというと、なんと出産直後!

また、「授乳」と書かれている部分をご覧ください。

スパイク上にホルモン量が上がっているのがわかるかと思います。

こうして、おっぱいに授乳(または搾乳)の刺激が入ることで、ホルモンの量が一時的に増えるのです。

ただ、この「プロラクチン」というホルモン、その後急激に下がっていきます。

問題は、その下がり方です。
どれくらいの下がり方をするのか、もう少し長期的に見た図が下になります。

出典:よくわかる母乳育児(水野克己著)

1週間で半分に、1か月後には3分の1~4分の1程度にまで下がっています。


このように、プロラクチンの量は出産直後がピークで、その後1週間で半分程度にまで下がることから、

『出産後の1週間』

が非常に非常に大事になってきます。


さらに、もう1つ大事なことがあります。「吸啜がない場合」と書かれている点線をご覧ください。

7日間吸われる刺激がないと、プロラクチンは、妊娠前の量にまで下がってしまいます。

なので、もし授乳ができない状況の場合は、必ず搾乳をしていかないといけないのです。


当院では、こうした理由から、出産後の1週間に適切なケアを始めることを非常に大事だと考えています。

お1人でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院ではオンライン相談を行っておりますので、どうぞ下記LINEにてお問合せください。

遠方の方には、オンラインを用いて、ご自身でできるケアや授乳方法の指導などを行っています。

お1人で悩まずに、お気軽にご相談ください!

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悩むうちに大事な時間はどんどん過ぎていきます。

もし今お1人で悩んでいるようでしたら、どうぞご連絡ください。

重荷は1人で背負わず、1日でも早く解決できる道を一緒に探していきましょう!

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