お久しぶりです

皆様、お久しぶりです。今回は、これまでに中村が公表してきた論考のなかで、縄文/弥生移行期の石棒や東西交流に焦点をあてた主要なものを年代順に並べてみました。今後、オープンアクセスを進めていこうと思っていますが、必要な方にはコピーをお送りさせて頂きます。
 次回以降、①から順に紹介していこうと思います。当時の見解は現在と異なるところもありますが、趣旨の骨格部分は変わらないと思いますので、基本原文を抜粋し、若干解説を加える所存です。

①中村 豊1998「稲作のはじまり-吉野川下流域を中心に-」『川と人間-吉野川流域史-』溪水社 P79~100
②中村 豊2000「東四国における弥生文化の成立」『弥生文化の成立-各地域における弥生文化成立期の具体像-』埋蔵文化財研究会 P147~166
③中村 豊2000「近畿・東部瀬戸内地域における結晶片岩製石棒の生産と流通」小林青樹編『縄文・弥生移行期の石製呪術具1』文部省科学研究費報告書 P69~80
④中村 豊2001「近畿・瀬戸内地域における石棒の終焉-縄文から弥生-」中村 豊編『縄文・弥生移行期の石製呪術具3』文部省科学研究費報告書 P49~86
⑤中村 豊2003「四国地域の石棒・石刀」『立命館大学考古学論集Ⅲ』立命館大学考古学論集刊行会 P271~284
⑥中村 豊2004「結晶片岩製石棒と有柄式磨製石剣」『季刊考古学』第86号 P36~39
⑦中村 豊2005「列島西部における石棒の終末-縄文晩期後半における東西交流の一断面-」『縄文時代』第16号 P95~110
⑧中村 豊2005「列島西部縄文時代の精神文化-大型石棒・刀剣形石製品を中心に-」『西日本縄文文化の特徴』関西縄文研究会・中四国縄文研究会・九州縄文研究会 P79~88
⑨中村 豊2006「四国地域の亀ヶ岡式土器」『考古学ジャーナル』第549号 P17~20
⑩中村 豊2007「縄文-弥生移行期の大型石棒祭祀」『縄文時代の考古学11 心と信仰-宗教的観念と社会秩序-』同成社 P283~294
⑪中村 豊2009「石棒を通してみた縄文から弥生への地域社会の変容」『一山典還暦記念論集 考古学と地域文化』同刊行会 P49~58
⑫中村 豊2012「中四国地域における大形石棒」『考古学リーダー20 縄文人の石神-大形石棒にみる祭儀行為-』六一書房 P209~229
⑬中村 豊2012「第1章 茨木のあけぼの」『新修茨木市史第1巻 通史Ⅰ』茨木市史編さん委員会 P218~243
⑭中村 豊2013「結晶片岩製石棒の拡散」『農耕社会成立期の山陰地方』山陰考古学研究集会 P81~94
⑮中村 豊2014「中国・四国地方の縄文集落の信仰・祭祀」鈴木克彦編『シリーズ縄文集落の多様性Ⅳ 信仰・祭祀』雄山閣 P291~308
⑯中村 豊2014「中四国地域における縄文時代精神文化について-大型石棒・刀剣形石製品を中心に-」『山陰地方の縄文社会』島根県古代文化センター研究論集第13集 P23~42
⑰中村 豊2017「列島西部における縄文晩期末大型石棒盛行の背景」山本暉久編『山本暉久古稀記念論集 二十一世紀考古学の現在』六一書房 P297~315

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?