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25冊目となる本が8月末に発売となります

2001年に初めての著書を出してから、今年で20年。通算25冊目となる書き下ろし書籍が8月下旬に発売予定です。

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カバー全体はいかのとおりです。

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工学社さんの紹介ページは以下になります。


技術書(コンピュータ書籍)を作るのに、だいたい1年近くはかかりますね。年取ってくると、だんだんしんどくなってきました。

もともと、2020年10月にWSL2の本が書けないかと、出版社からオファーがあり、そんな本は書けないよと断ったのですが、代わりに自分が書きたいと思う本の企画書を作って提案したのでした。2020年11月下旬ごろに企画が通ったことの連絡があったので、そこから執筆スタートとなりました。

今回は、セキュアブートとbuildrootのことが書きたかったのです。しかし、それだけでは1冊の本にするのは難しいので検討した結果、Linuxデバイスドライバの本を作ることにしました。

実は、Linuxデバイスドライバの本は2008年に出しています。

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13年ぶりに書くデバイスドライバの本ということになりました。基本的なところは変わっていませんが、大きく変化したところもいろいろあって、楽しく製作することができたと思います。

今回の書籍で採用しているLinuxカーネルバージョンは5.11で、アーキテクチャはaarch64です。ARMということでDevice Treeをどうするかは悩みましたが、概要のみとしました。Device Treeに関しては下記の本で思い残すことなく、たっぷり書いているからです。

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今回の書籍は、書店や図書館に並ぶ「紙の本」となりますが、今の時代では紙の本は特級品となりつつあります。発行部数も少なめですので、ぜひとも最寄りの図書館にリクエストして納本していただくのもおすすめです。

本書で紹介しているソースコードは工学社のサイトと下記GitHubからダウンロードすることができます。

本書が発売される頃には、夏が終わり、秋がやってくる時期となります。秋と言えば読書。よかったら読んでみてくださいませ。


貴重な時間を使って最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 よかったら、記事の拡散もお願いいたします。