自己紹介

こんにちは!

知的財産専門の法律事務所で特許弁理士をしております森田と申します。

大学院博士課程を修了し、JSTで研究費の選考・事後評価とプロマネを担当し、アカデミアの成果を社会に還元するためには、そして、日本発の技術を世界で活用するためには、特許と一緒に技術導出をすることが必須との思いから弁理士になりました。

以下、森田の主な活動と強みです。

1.外国、特に米国のアカデミアやベンチャーの特許戦略を研究する中で多くの多様な戦略性を目の当たりにしてこれと同等レベルまたはこれを越えるレベルの特許戦略を日本のスタートアップに適用するべく、日々実践と研鑽を積んでいるところです。

2.所属しているのは法律事務所であり、ここでは特許訴訟を多く取り扱っています。特許訴訟や訴訟前準備に積極的に関与することで、権利行使時の苦悩を経験し、その中で如何に勝利を得るかを学んでいます。特許訴訟では、日本では争点になったことのない新しい問題にも取り組み、新しい判例法理の確立にも力を尽くしています。特に生命科学などの新しい分野を切り開く判例法理を確立することで、生命科学研究の社会実装の促進に貢献します。

3.訴訟で得た経験は、明細書の記載内容というよりは、何を対象に特許を取るかというポイントに多く表れます。出願人も我々代理人も本気になれる権利の保護を得ることを権利化における最優先の課題として、出願戦略および研究戦略の立案に尽くし、全員が力を尽くせるスタイルの出願準備に定評があります。

4.アカデミア向けの知財相談は年間200件を越えます。アカデミアでの苦悩の一つは、論文発表と特許出願のタイミングの調整です。発明者が発明が完成したと思ったときにはすでに相談のタイミングを逸しています。最初のプリミティブなデータが得られたときから研究戦略を含めて助言を行うことで、戦略的で無駄のない研究を可能とし、特許および研究のグレードアップに繋がる一石二鳥のデータを得るように仕組む助言を行います。

5.実施例を増やして特許要件を満たすことが通常の実務であるところ、この考え方では多くの場合、実を結びません。実施例を減らして、しかも権利範囲を広げる実務を構築し、これをもって、体力的に十分ではないアカデミアやスタートアップの最先端の発明の特許化を強力に支援しています。この考え方は、特許庁の審査官の方々にも驚きを持って絶賛された強力な戦略です。

6.ノートでは、これらの活動から得られた知見などをまとめていきたいと思います。

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