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picnic とhiking どちらが好きですか?まだピクニックの話は早すぎる?

私の故郷は岡山。私が幼かった頃には、毎年、春が来ると近所の子供たちと一緒にピクニックに行く習慣がありました。ちょっとばかしのお弁当を持って。そういうコミュニティはもうないですね。残念です。

コロナ禍でここ数年はお花見にも行っていません。今年は!です。

picnicは outing ・・・、まず外に出るという意味があります。そして、外に出て食事をする(レストランなどでの食事のことではないです)のが普通です。

picnicに行こうと誘われたら、自分が食べる食料を持参するのが常識です。時には皆でバーベキューをすることもあるでしょう。とにかく食べる楽しみに出かけるのがピクニックです。

一方、hikingは歩くことが中心です。特に山の澄んだきれいな空気を吸い込んで健康的に野外を楽しむのが ハイキングの目的です。

遠足と言う excursionの本来は遠足よりも修学旅行と言う意味合いが強く、これは列車や船を利用する長距離旅行です。また、距離の長短よりも乗り物を使う 、目的地や旅行の目的がはっきりしているときにexcursionを使うのです。

ちなみに岡山からの小学校の修学旅行は、広島と山口県の錦帯橋、岩国米軍基地、中学校では大阪と奈良、高校では東京、静岡でした。広島では原爆病院(被爆者の50歳くらいの女性にも会いました)、原爆ドーム、資料館、多くの人たちが避難したという市内のお寺(名前は忘れてしまいました)などを訪れました。皆さんはどこに行かれましたか?

今はいい時代ですよね。海外にまで出かける学校だってあるんですから。

戦後生まれの私・・・そこを訪れた時、ほんの13,4年前にその地であの人間が作り上げたと思えない爆弾がさく裂したとは・・・その地に立っても、その時には何も深く考えていなかった・・・。8月6日、私の父は広島市から地理的には60キロしか離れていない呉にいました。

何かたくさん語ることができるものを見たと思いますが、その時のことは一言も聞いたことがありませんでした。

ピクニックのことに話を戻します。
私たちは一度、オスロのビゲランドパーク(私たちが日本からのツアーに入ってノルウェーに旅した時にもこの公園は旅程に入っていました)に遠足に行ったことがありました。おにぎりを作って持っていったのですが、ちょうど幼稚園の子供たちが来ていて私たちのおにぎりをびっくりした目で見ていたのを思い出します。私たちが何を食べていたのか分からなかったのだと思います。

彼らのお弁当が私にとっては異様でした。お弁当箱の中にはにんじんが1本だけとか、バナナが1本だけとかだったのです。

彼らは上の写真の階段に陣取ってお弁当を食べ始めたのでした。

実は私もそんなお弁当に感化されてしまったのか、私たちが日本に帰ってきて数か月後、娘が小学校1年生を始めた時、幾度かお弁当を持っていくことがあったのです。お弁当箱の中には大きなハンバーグが2個だけ・・・クラスの男の子に「ハンバーグだけか?」と言われたと言っておりました。私は反省したのでした。

写真はビゲランドパーク、またの名は彫刻公園です。ビゲランドとはそこに設置してある人生の様々なシーンを表す彫刻を作った人の名前です。

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