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FogHorn最初の1ヶ月

FogHorn に入って最初の1ヶ月で行ったことの中で、最も大切だったことの1つを今回は。


FogHornを立ち上げたばかりのときは、プロダクトの全体の構想とそれを実現するための設計図、そしてかろうじて1つのデモが動くアルファ版があっただけ。

だから様々なことをゼロからセットアップしていく必要があった。

Founderが持っているGE DigitalやMicrosoftなどとのつながりを利用しながらOEMの可能性を探りつつ、それ以外のお客さんやパートナーを新規で開拓するためありとあらゆる手段を取る。

まずは各人が持っている人脈をたどって、パートナーになってくれそうなところ、もしくはお客さんになってくれそうなところを片っ端からあたっていく。繋がりの強いところを中心に、最初の1ヶ月でざっと100数十社あたったと思う。
そしてそれと並行して、繋がりのないいわゆるコールドリードを作り、同じようにがんがん飛び込み営業的なアプローチで、はじめまして!の営業をかけていく。(でもどうやってそのコールドリードをつくる??というのは、近いうちに別途書こうと思います。)

話す内容としては、我々は何の問題をどうやって解決しようとしているのか? そしてDemoを見せて、向こうが興味があったら次のアクションを決める、というのをコンパクトに15分〜30分ぐらいでまとめ、これをひたすら繰り返す。
一見、今のご時世AIでもできそうじゃん、とか言われそうだけど、この初期の絨毯爆撃的ドアノックミーティングは今後を示唆する重要な情報や経験、また大切なファンを得られるので、必ず自分でやったほうがいい。
 
そして何よりもこのプレゼンを繰り返せば繰り返すほど、お客さんの本当の悩みや課題が詳細に渡り機微に感じ取れるようになり、それに呼応するように、製品の開発のプライオリティや方向性、またプレゼンで訴求すべき点がどんどん研ぎ澄まされていく。得てして最初の想定とは異なるフィードバックや視座が沢山あり、そこで微調整なりピボットなりする必要が出てくる。

このプロセスで得られる情報や経験は、今後いざシードラウンド、またシリーズAの投資ラウンドを実施するときに必ず必要となるし、以後幾度となく自身を助けてくれることとなる。(投資ラウンドの詳細は別の機会に説明します。)

まずは、このプロセスを徹底的に朝から晩まで行う。


シリコンバレーって、多分外から見てる分にはみんななんかスマートに起業しているように見えてるかもしれないけど、中身はめちゃくちゃ必死に泥臭いことをやっている。
でないと、これだけ競争の厳しい世界で成功させることは不可能。


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