クイックカスタム 〜知らないと負ける技術と戦略〜

1.初めに

クイックやりました?野良で?
カスタム組んだ方がいいですよ。
相手がいない?そこにAIを追加ってボタンありますよね。このゲーム1人から対応してますよ。

いつものように、初回は概念的な話が多かったので、今回は少し詳しくなった戦い方についての入門編です。ランクと同じ気持ちでやると負けるのでしっかり理解していきましょう。

2.基本戦略と構築の強弱

まず大前提を理解してください。
クイックは2Gキャリアーを作るゲームです。

前回の記事を読んだ方は分かるかと思いますが、クイックはLv3から始まり2R毎にLvが上がります。Lv6になるのは6Rです。3G駒を最大確率で買えるようになるまでに「5Rも」かかります。

これが何を意味するか分かりますか?

クイックにおいて6Rは中盤戦です。☆2は当たり前、☆3が出来ていてもおかしくない状況です。
3Gキャリーが許されない理由はすなわち、遅すぎるのです。1Gがキャリアーにならない理由は単純にスペック差が大きいからですね。

あとは2Gの駒を見れば強い構築が分かります。
煉獄、ルナ擁するナイト
深海、剣聖擁するウォリア
は代表的なところですね。
他にも☆3時のスペックが1Gを超えているマルスを入れたディバインアサシンや、最速1Rから☆3を量産出来るドルイドもランクでは見ない強構築なので覚えておきましょう。

一方、ゴブリン、メイジ、ハンターには注意が必要です。
ゴブリンとハンターは共通して序盤強い形ですが、クイックの序盤はあまりに短いと共に☆で殴り合う環境であり強みを活かせません
終盤戦になったとして、ゴブリン6は確かに強いシナジーですが、構成する駒が貧弱です。故に、クイックでゴブリンが活躍する事は稀です。

メイジは中盤から強い形で、メイジ6はその火力によって、常にランク環境の上位に位置します。

ではクイックではどうでしょう?

☆3の駒が多いためより高い火力が求められるのに対して、メイジの火力駒は3G、4Gが中心です。それらが☆3になれば強いですが、それはメイジに限った話ではないでしょう。従って、メイジは完成すれば強いものの、組むのが非常に難しいです。上位に残ることはランクに比べてはるかに少ないと思います。

3.構築の進め方

さて、無事2G☆3を作りキャリアーが用意できたとしましょう。
作れなかった?負けなのでリタイアして次にいきましょう。というのは冗談ですが、前半で形を作れなかった場合の立ち回りは難しいので別の機会で話しましょう。

話を戻して、順調なスタートを切れた場合、2つの選択肢を選べます。
1つはそのまま回して更に低G☆3を増やし、そのままゲームを決めることです。グレナイやウォリアならば低Gだけで戦えるので有効ですね。
実際カスタムを組んでいても、全体の9割以上の人はこちらを選びます。
もう1つは、Lv7か8までGを保ち、早期4G☆2,3や5G☆2を作り、最終形で勝つことです。
クイックの奥深さが分かるのは、この2つ目の戦略を取れるようになってからだと考えています。

話が多少逸れますが、先日主にクイーン帯の8人で集まって、クイックカスタム大会をやりました。上位3位以内を10回取るまでというルールで行い、結果は15戦で10勝に到達した私の優勝です。2位は7勝が3人、3位に6勝が2人という接戦を制した決め手は、Lvが上がるのを待つ戦術の練度だと考えています。

具体的な判断基準について考えると、それだけで記事が1つ出来てしまうので、まずは皆さんで試してみてください。強い駒で夢の構築を組むためには必須の技術であり、これが使いこなせないと序盤で勝負が決まるだけの運ゲーという価値観から抜け出せないでしょう。

4.アイテム論

アイテムについての考え方も、ランクと似ているようで異なります。大きく違うのは2つ、選択アイテムと持たせ先についてです。
合成アイテムが直接落ちる関係上、選んだアイテムをそのまま使うことになります。
更に何度も言うように、全体的に☆が高くなるため、固定値のアイテムよりも数値上昇アイテムの価値が高いです。メイジが組みにくいこともあり、パルスワンドやサンダーハンマーは優先度が下がります。
☆3に持たせることで脅威となるシャドウブレードが最も優先するべきで、次いでメイスや鎧・・・といったところでしょう。

ランクの場合、将来売る駒にとりあえずアイテムを集める、いわゆるアイテム倉庫を作りますが、クイックではよく考える必要があります。全ての駒が☆3になりうるので、売りたくなくなる可能性が高いからです。
そのため、最初から☆3を目指し最終構成で使う想定の駒に持たせるのが有効な戦術でしょう。
もちろんロスガや終焉などの4G、5Gに持たせ変える可能性もあるので状況によって変わりますし、場合によっては使っている☆3駒をあえて売る立ち回りすら有効となり得ます。

まずは動きやすいずっと使うエースに持たせる動きで練習して、慣れたら様々な可能性を探してみてください。クイックの定石はまだ出来上がっていませんから。

5.小技

最後にランクにはない、ランクにしかない小技を確認して終わります。

①一角獣錬金は出来ない
駒の売値の差から、一角獣を☆2にして売りお金を増やす動きはできません。

②1Rはガチャを1度回す
ほぼ絶対の動きです。初めてやるとガチャの引き時が難しいですが、基本4Rまでは常にオールインです。

③偶数Rに強化する
アイテムが引ける偶数Rは絶対に勝ちたいので、意識して強化してください。

④試合中に回す
クイックは操作時間が非常に短く、特に後半になると配置もあるため時間内に回し切ることが難しいです。試合中に回すことをお勧めします。利子がないため、試合中に回しても損はしません。

6.終わりに

今回はクイックの戦い方に触れました。ランクに慣れている方は、全く違う動きに戸惑うかと思います。クイックランクが実装していない(する予定もない)現状、勝ちにこだわる必要もないのでまずは気楽に試してみることをお勧めします。

ユーザーが増えたら、クイックの大会が開催される未来があるかも知れませんね。

以上、クイックの技術と戦略でした。

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