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エヴァ直撃世代のおっさんが若いオタクに聴いて欲しい90年代アニソン①
誰がおっさんだっ!!
自分で自分を「おっさん」と言う分にはオッケーだけど、他人に言われるのはまだイヤなお年頃、荒井祐太です。
最近読んだラノベ『冒険者ライセンスを剥奪されたおっさんだけど、愛娘ができたのでのんびり人生を謳歌する』のおっさんが37歳だったので、せめて37歳までは「おっさん」と呼ばれないようがんばります(ラノベ自体は幼女が可愛くてよかったです)。
さて、1996年の夏、中学2年生だった僕は、オタクな友人ができたことがきっかけでオタク化しました。
そんな僕が90年代に出会って、2018年現在いまだに聴き続けているアニソン(ゲームやラジオドラマの曲を含みます)を紹介します。
90年代にはまだ物心ついていなかった。
そもそも生まれていなかった。
それどころか、90年代は父親がまだ童貞だった。
というみなさんも、どうにかネットの力を駆使してお聴きくださいませ。
では今日の1曲です。
1、鈴木真仁「カプセル」(作詞・作曲:梶山織江/編曲:西崎憲)1996年
「スレイヤーズ」のアメリア役や「赤ずきんチャチャ」のチャチャ役などで知られる声優の鈴木真仁さん。
この歌は、彼女と松野太紀さんが文化放送でやっていたアニラジ「アニメプリンセス」内で放送したラジオドラマの主題歌でした。
ラジオドラマのタイトルは「ラダマントゥス外伝~遠い想い~」。
どうですか、知らないでしょ?
「外伝」とありますが、僕も「正伝(本編)」がどんなものなのか知りません。
CDにはOVAとゲームが発売する予定だと書かれていますが……検索しても出てこないところをみると、予定のまま終わったのでしょう。
時に、1996年。
中学2年生だった僕は、オタ歴2ヶ月ほどの時点でオタ先輩から「アニラジ」の存在を教えてもらい、土曜日の夜に聞き始めました。
そのアニラジ童貞を捨てた日が、ラダマントゥスのラジオドラマ初放送日でした。
13歳の僕にとってはけっこう面白かったのを覚えています。
内容は、魔法とか使えるような異世界3姉妹の記憶を受け継いだ女子高生3人組のところに、異世界から魔の手がのびて、なんやかんやでメインキャラを殺して終わった気がします。
まぁ、今全盛の異世界ファンタジーの類だと思って間違いないでしょう。けっこう嫉妬に狂った恋愛模様が展開されていた気がします。
で、この曲。
ゆったりしたテンポと真仁さんの澄んだ歌声と、生楽器。
初めて聴いたのがラジオドラマとセットだったからというのもあるかもしれませんが、風や草木に精霊宿りし異世界ファンタジーの情景が頭の中に広がってきます。
で、そこにシンセや電子ドラムのタム、ヴォコーダー(ロボット音声にする機能のことです)が乗っかります。
生楽器の異世界ファンタジー感に電子音が合わさることにより、
「ファンタジー世界にSF的なテクノロジーを感じさせるなにかが漂着するようなイメージ」
「SF的背景がありながらも人々の記憶から消えて久しいファンタジー世界」
といった想像がかきたてられて、脳内だけでも異世界転生できます。
なので聴いてくれ、ネットの力を駆使して。
新品ではまず手に入らないだろうけど、なんとかして聴いてくれ、ほんとマジで。
ちなみにこちらの曲ですが。
「ラダマントゥス外伝~遠い想い~」のドラマCDに収録されたバージョン。
鈴木真仁さんの「絶対少年」というソロCDに収録されたバージョン。
ふたつのバージョンがあります。
「絶対少年」のほうは「ALBUM MIX」だそうですが、聞き比べてもほとんど変わりません。
ちょっと各パートの音量バランスが違うかな……? くらいのもんです。
というわけで異世界ファンタジーアニメを見たり読んだりしているお若いみなさんは、ぜひ聞いてみてください。
青年もおっさんでも、未聴の方はぜひ。
んじゃ、また。
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