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LI-NING 飞电3.0 ultra

こんにちは。
今回は話題のリーニンのシューズレビューです!
東京マラソンを走ったわけではありませんが、ご縁ありまして濱矢さんより「飞电3.0ultra」というモデルを提供して頂きました👟(以外3.0ultraと省略)

自分が「リーニン」というブランドを知ったのは、森脇健児さんのYouTubeチャンネルでした。
(恐らく1.0というモデルだと思います、違ったらすみません)

「こんなシューズあるんだ、面白いなー」なんて思ってたらあの佐藤悠基さんも履いてたことがあるらしいと知り興味津々だったのですが、入手方法が分からず(高すぎて)断念
まさかそこから履くことができるとは。ほんとに感謝です。

多分皆さんレビューは書かれているとは思いますが、誰よりも詳しくそして正直に書いていきます。

早速ですが、自分が今後レースデイのシューズとして使うか。ここが1番大事だと思います。

現時点での自分の結論は「履かない」です。
せっかく頂いたのですが、1週間ほど履いてみてレースで投入するかと言われれば履いたとしても5km-ハーフ。本命レースでは履かない可能性が高いです。

理由はふたつ。
「シューズのラスト(足型)とアッパー」
「スペックが高すぎる」


これらに尽きます。

この理由も含めてレビューしていきます!!

アッパー

伸縮性のあまりないアッパーに、シューレースが当たるところだけニット素材。

イメージとしては、ボックス低め狭めのアルファフライが1番しっくりくる。アルファフライは履き口が狭く、足を通すと指が遊ぶくらいのゆとりがある。3.0ultraは同サイズで履き口はアルファフライよりも余裕あり、足を通すと遊びがないくらい狭い。
その分フィット感、足に吸い付く感じは高め。でも裸足がベスト・5本指ソックスは、、という感じでしょうか。

個人的には、このアッパー好み
元々ニットアッパーの方が好きだし、足入れした時の直感を大事にしたいので超好印象。

ただ足の形の問題だが、少し足先にゆとりが無さすぎる。履くだけだと気にならないが、走り出すと足裏(横)が詰まってしまい上手くソールの反発を受けきれず。

おそらく横アーチの機能が発揮されないことが原因で足底外側に痛みが出ることが多い。

まだ30km程しか履いてないので、馴染んでいけば解消される可能性もあるが履き込んで行かないと分からない。「レースで履きたい!」と言いきれない理由はこれ。

左3.0ultra  右 Alphafly
分かりにくいがどちらも指を開いてます。
アルファのアッパーが伸びてるのに対しultraは変化無し

あと強いて言うとすれば、アッパーの補強材がシューホール付近に集中しすぎているのが気になるかなと。こちらは特に問題は無いが、もう少し硬さを落とした素材にして足横まで伸ばしてほしい。そうすれば、アッパーを活かしてヨレ防止とアーチへのダメージは少し減りそう。

補強は強いが、アッパーとのマッチが微妙かな。。

ミッドソール

見た目はadidasのBoostに近い感じ。

とにかく軽い。レスポンスは速いがズームXみたいに「ポン」とすぐはね返る感じでなく、ジョグで使ってもコントロール性が高い。ライトストライクプロのもちもち感とバウンス感が近くフカフカ系の素材。他のシューズよりもリズムが取りやすいかな。

傾斜強め。
Alphaflyは潰しやすいためライド系では無い。
ultraはadios pro2のようなライド感を感じる


いちばん面白いのは、転がす系のシューズかと思いきやしっかり潰せること。シューズに任せてジョグすると自然と脚が回るが、ある程度スピードを乗せると全く違うシューズに。

側面にある窪みが下記くらいまで広がっている。
自分の接地は外側前足部なので、フォアでしっかり乗せればめっちゃ潰れる。窪みの間は固めなので外側から内側に向けて固く。小指側の前よりの中足部から母指球にむけての接地なので相性は抜群。
少しづつ固くなるが、窪みを活かしてしっかり潰せるので真ん中でもちゃんと押せる。

一応レーシングとしてはアルファフライに近い立ち位置だと思うが、アルファフライは前足部に重心があり前が重い。それに比べると、中足部もえぐれておらずシューズ全体としてどこで着いても反発は貰える。履く人を選ばないように思う。

レスポンスが早いのは潰してもライドに任せても同じ。アルファフライでもありヴェイパーフライでもあるので、多分他社シューズ使ってても誰でも履けそう。

黄色部分までくぼみが広がる。

ただ、それはしっかりフォームが整ってる時の話。腰が乗ってれば全く反発が逃げないので気持ちよく走れるが、疲れて力みが出たりしっかり潰せなくなってくると前方向に反発を飛ばせずシューズに力負け。ハイリスク・ハイリターンであることは間違いない。

アウトソール

グリップ力高めのアウトソール。
イメージとしては、アディオスプロに使われるLIGHTWEIGHT TEXTILE RUBBER(コンチネンタルでは無い鮫肌のようなラバー)のジャクジャクする感じに近い。昔のシューズだが、アディゼロフェザーや匠戦ブースト5以前のチップや接地感を少しマイルドにした感じ。思ったより薄かったので耐久性は疑問。あとはミッドソールが剥き出しの部分は早くも擦れてきてるので、Theレーシングシューズ位の耐久性かな。

中足部のミッドソールが少し削れてきている。

総評

今日本展開のあるシューズで言うなら「アルファフライ+アディオスプロ2が9割、若干タクミセン8」と言ったところだろうか。
いいシューズであることは間違いないが、「いいシューズだからレーシングで。」というのも違う。
たった1週間しか使ってないから当たり前だろう。
個人的にハイバウンス系は100km〜150km履いて少しヘタったくらいが走りやすいのでまだまだ期待値は高い。

テーパリングを含めて体の状態次第に左右されるのとレース中のアクシデント等を考えると、初マラソンを共にしたadios pro3をマラソンでは選びそう。
個人的には走ってる途中に足裏外側が痛くなるのが1番だが、シューズにまだ遊ばれてしまうのも渋る要因の一つ。いいシューズであることは間違いないが、まだ完全に信頼できずにいる。。

恐らく1ヶ月以上履いていく中で、本番履けそうなのか、それとも印象変わらずなのかは決まりそう。
今はトラックシーズンだし焦って履き込む必要も無いし。継続的に使用して行って2023シーズンの相棒とするかは考えたい。

まとめ

てな感じで、今回は"LI-NING 飞电3.0 ultra"というシューズをレビューしました!
提供いただいたのに思ったことはしっかり書かせてもらいました。笑  個人的には日本展開もして欲しいし、他のシューズも履いてみたい。1番驚いたのはミッドソールの素材の完成度がめちゃめちゃ高かった。さすが中国シェアNO.3?のメーカーと言ったところ(曖昧・上から目線失礼します)

自分がレーシングとしてほとんどadidasを選ぶのは信頼絶大だから。そりゃ小5から大学入るまで何かしらの形で常にアディゼロを1足履いてたら当たり前ですよね。

いつの日かリーニンも自分にとってそんなブランドになる日がくるのか??

今回はここまで!
多分履き潰した頃か印象が変わってきたら、またツイートするなりnote書くなりしまーす!

提供いただいた濱矢さん、本当にありがとうございました!個人的にはもっと履きたいのでご縁がありましたら、是非よろしくお願いします🙏
(しっかり媚び売ります。笑)

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