見出し画像

OPTモデル Phase1 -安定性筋持久力-


こんにちは、NASM-CPT Fitness Educatorのゆたです!

この記事では前回書いたOPTモデルのフェーズ1にある「安定性筋持久力」について書いていきます😉



まずおさらいから。

OPTモデル

OPTモデルはかんたんに言うと、クライアントにトレーニングプランを組むときに安全で効率よく結果を求めるためにつくられた革新的なシステムです。
「柔軟性」「体幹安定性」「バランス」「筋力」「パワー」「心肺持久力」あらゆる機能的な能力の同時向上を図って開発されました。

画像1

※NASMテキストより引用


このOPTモデルは大きく分けると3つの段階に分かれています。

Unit1:Stabilization(安定性)

Unit2:Strength(筋力)

Unit3:Power(パワー)


トレーニングというと、どうしても筋トレが先行されますが、闇雲に筋トレをガンガンしたら怪我の危険性がありますよね。
NASMでは筋トレをする前に「安定性を保つ筋力」や「姿勢コントロール」のレベルを最適化をすることが大切だと考えられています!


う〜ん、言葉がムズカシイですよね。
どういうことを言いたいか・・・


例えば、こんな感じの脚をしているヒトがいたとします。

スクリーンショット 2021-06-05 21.45.19

この方に100kgの重りを担いでスクワットをさせられますか??
・・・させられないですよね😓
この姿勢のまま100kgの重りを担いでスクワットをしたら、膝に負担がかかりそうです。

つまり、このような姿勢や動作のクセがある場合は、筋力トレーニングから始める前にやることがあるよね!ってことなんですね。



安定性

画像3

OPTモデルにおけるトレーニングの第1レベルは安定性の主な適応に焦点を絞り、引き続き高いレベルの要求に適応するためのトレーニングにからだを準備するようにデザインされています。

この期間はすべての初心者にとって重要な期間です!

【安定性の目的】
 ◯ 筋肉の不均衡を改善する
 ◯ 体幹の安定性を改善する
 ◯ 筋肉、腱、関節へのトレーニングについて今後課す要求に
   向けて備えることにより組織へのオーバーロードを防ぐ。
 ◯ 心肺および神経筋のコンディショニング全般を改善する。
 ◯ パワーやエクササイズ手法を確立する。

上記のゴールを低筋力、高反復のトレーニングプログラムを通して達成し、体幹と関節の安定性に重点を置き、どれくらいのウエイトが使用しているかについてからだの安定性の要件に漸進的に挑戦するエクササイズが組み込まれます。



安定性筋持久力トレーニング

このフェーズにおける漸進性における重要点は、単に負荷をかけるのではなく、トレーニングの固有受容感覚(コントロールされた不安定性)の増大です。このフェーズのトレーニングでは以下に重点を置きます。
 ◯安定性向上
 ◯筋持久力の向上
 ◯体幹筋肉組織の神経系効率増大
 ◯筋肉間および筋肉内協調性改善

  そのためのプログラムとしてこんな感じの内容になります。

画像4

画像5

※NASMのテキストより引用


急性変数は
👉 量(セット、反復回数)の増加
👉 強度(負荷、エクササイズ選択、運動平面)の増加
👉 休息期間の減少
こんな形でトレーニングを進めることができます。


動作の中での安定性が超重要です!!

ご自身のトレーニングにも「安定性」を取り入れていってみてください!


いかがでしたか??

ぜひ普段のトレーニングに活かしてみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?