アダルトチルドレンとは何か?/アダルトチルドレンの意味や、3つの特徴を、分かりやすく説明
こんにちは、ほそのゆうたです。
今回の記事では、『アダルトチルドレン』について、より直感的に、より分かりやすく、私ならではの解釈でご説明します。
Xで発信をしているとき、
「アダルトチルドレンって何のことですか?」
という質問をよく受けました。
『アダルトチルドレン』を直訳すると『大人子ども』ですので、少しイメージしづらいようです。
この記事では、抽象的な表現はなるべく避け、具体例を示しながら『アダルトチルドレン』について解説します。
①アダルトチルドレンとは?
アダルトチルドレンを一言で表すと?
アダルトチルドレンを一言で表すと、
子どもらしさを出せずに大人になった(成人した)人です。
子どもは大人とは違います。
深く考えずに思ったことを言ってケンカになったり、わがままやいたずらをして周りの人を困らせるのも、子どもにとってはそれが正常。本能に忠実に行動するのが子どもです。
アダルトチルドレンとは、そういった子どもらしさを出せずに大人になってしまったのです。
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なぜ子どもらしさを出せなかったのか?
子どもらしさをだせなかった原因のほとんどは、親にあります。親自身が問題を抱えていて、子どもに対してひどい態度で接していた可能性が高いです。
🔴親自身の問題
✅仲が悪く、いつも喧嘩している
✅アルコールなどの依存症にかかっていた
✅うつ病などによって、冷静な判断ができない
✅今の生活に強い不満がある(家庭・仕事問わず)
🔴子どもに対する親の態度
✅無関心(ネグレクト)
✅構いすぎ(過保護・過干渉)
✅日によって言うことが変わる(不安定)
✅つねに否定的(精神的虐待)
✅体罰などの暴力をふるう(虐待)
✅性暴力をする(虐待)
こういった問題を抱えている家庭のことを機能不全家族と呼びます。
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機能不全家族を自覚するのは難しい
子どもは、まさか自分の家が機能不全家族だとは思いません。暴力を受けていても、過度に干渉されいても、「それが普通」と思い込んでしまうのです。成人して実家を出るまでずっと気付かずに、原因不明の苦しみに悩まされ続けることもあります。
ただし、全員が自覚できないわけではありません。以前お話をお聴きした女性は、高校のころから『アダルトチルドレン』という自覚を持っていました。『アダルトチルドレン』を自覚できるかどうかは、家庭環境や当人の性格によって個人差があります。
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②アダルトチルドレンの特徴
次に、アダルトチルドレンの代表的な特徴を2つ紹介します。どちらも当てはまる方、片方だけ当てはまる方もいらっしゃいますが、共通点は充実した毎日を過ごせず、生きづらさを感じやすいということです。
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特徴①:自己肯定感が低い
自己肯定感とは、「自分ならできる」「自分なら大丈夫」といった、自分に対する信頼感のこと。自己肯定感が低いと、物事をやり遂げる自信が湧かなかったり、失敗したときのことばかり考えてしまいます。
自己肯定感が低くなるのは、子ども自身の間違った思い込みが原因です。親がどんな態度で接してきても、子どもに責任はありません。親から「あなたのせいよ!」と言われたとしても、子どもに問題はありません。
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🔴間違った思い込みの例
✅親が子どもに無関心(ネグレクト)
「私がバカだから興味をもってもらえないんだ。もっと頑張らねば」
※子どもに無関心なのは親の問題。子どもが頑張っても変わりません
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✅親が子どもを構いすぎ(過保護・過干渉)
「私のことを思って何でもしてくれる。感謝しなければ」
※親が子どもを支配したいだけ。子どもが何もできない方が好都合
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✅日によって言うことが変わる(不安定)
「私が余計なことを言ったから怒らせてしまったんだ・・」
※不安定なのは親自身の問題。子どもが何も言わないなら、「何か言えよ」と怒ります
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✅つねに否定的(精神的虐待)
「親の言うことを聞かない私が悪い。ちゃんとやらなきゃ」
※親の性格がもともと否定的なだけ。子どもが何をしようと重箱の隅をつつくように否定します
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✅体罰などの暴力をふるう(虐待)
「悪い子を殴るのは当たり前のこと。私がちゃんとしないのがいけない」
※法律で体罰は禁止されています。法律を破ってまで暴力をふるうことが子どものためとは思えません。親自身の考え方が歪んでいます
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✅性的暴力をする(虐待)
「これは私への愛情表現なんだ。」
※性的暴力は愛情ではありません。性に関する知識が乏しい子どもを狙った、卑劣な犯罪行為です。性交渉にはお互いの同意が必要ですが、子どもにはそれを判断するための知識が身についていません
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🔴子どもの力ではどうしようもできなかった
交通事故を想像してください。
歩行者=子ども。
ドライバー=親。
歩行者がどれだけルールを守っても、飲酒運転してによって命を落とすリスクがあります。ドライバーの意識が変わらない限り、事故は無くならないのです。
親子問題も同じ。いくら良い子に振る舞っていても、子どもの力では親の意識を変えることはできません。
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特徴②:自分のことがよく分からない
✅自分は何が好きなのか
✅自分は何が得意なのか
✅自分は何を大事にしているのか
✅自分はどんな生き方をしたいのか
アダルトチルドレンは、自分自身のことがよく分かりません。
本来、自己理解のためには、他人からのポジティブなフィードバックが必要です。
「あなたは●●が好きなんだね」
「✖✖をやってくれて助かったよ、ありがとう」
こういったフィードバックによって、自分が何を好み、何を大事にしているかが分かります。
アダルトチルドレンは、親からフィードバックをもらえず、否定的なことばかり言われていたので、自分自身のことが全く分からないのです。
特徴③:家庭の中で役割を演じている
アダルトチルドレンの家庭では、子どもはありのままの自分を認めてもらえません。親に認めてもらうために、本来の自分(=子どもらしさ)を殺して役割を演じるのです。
どんな役割を演じるかは、家庭の状況や本人の性格によって変わります。詳しくは以下の記事にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
以上 - アダルトチルドレンとは何か?/特徴や原因、演じていた5つの役割までを、分かりやすく説明 – でした。