書くこと。
手紙を書くのが好きです。
就職して地元から出てきて、たまに親や姉や祖父母に手紙を書いてきました。
中でも祖母との手紙のやり取りは大切にしています。
祖母は疎開先で小学校の先生になり、定年まで勤めた人で、さすがお手紙がお上手なのです。
きっと、担任をした小学生たちと毎日連絡帳でやり取りをしていたのでしょうね。
私は実家から遠く離れた所で就職したので友達も居らず、
仕事が出来ない子だった私は、悩みごとや人生の考察があっても、誰にも伝えることが出来ずに、
それがけっこうストレスだったのだと思います。
なので、おばあちゃんに手紙を書きました。
悩みの多いお年頃だったので、便箋7枚とかの超大作をザラに書いていました。
おばあちゃんの家に届いた頃には封筒とノリが悲鳴を上げて、全開状態だったこともあったみたいです。
超大作を書いたは良いけど、切手を貼って出すのが面倒になり、出さなかった作品もありました。
今回はそれを言いたい。
書き出すと、心が整うよ。
自己啓発とかストレス解消とか、そんな本や動画を見るとよく言っていますけど、
書き出すってのはすごく良いです。
何が良いかというと、
「支離滅裂な考え事が整理される」
「悩みは書き出すと脇に置ける」
この2つだと思います。
「支離滅裂な考え事が整理される」
頭の中ってマジで混沌。
あっちこっち考えが行ったり来たりしてまとまりません。
それが悪いってことはまったく無いのだけれど、あっちこっちされてる身としては何とかして欲しくないですか?
結論とか方向性が分からないと悩み続ける未来しかない。
箇条書きでなくて、支離滅裂なままに相手に吐露する気持ちで書くだけで十分です。
整理するというか、自分の考えを読み直して客観視出来るということですね。
客観視するだけでずいぶん問題がスッキリするものです。
友達から悩みごとを相談された時って、相手に伝えられるかどうかは別として、解決策は見えるじゃないですか。
そんな感じ。
もちろん、解決策がわかることと解決に動き出せることは別ですよ。
見て見ぬふりをして忘れるっていう結論になるかもですけど、それでも良いのです。
わかった。
ということはとても心が軽くなります。
「悩みは書き出すと脇に置ける」
悩みを心の中に抱え続けることって、とてもしんどいです。
友達に聞いてもらうとか出来れば良いでしょうけど、もしかしたらそんな友達が近くにいないかもしれません。
それに、話そうと思っても相手を前にするとうまく言葉に出来ないという、私のような口下手さんもいると思います。
そんなときは手紙を書くのです。
誰宛でも良いですけど、自分が話したい人へ。
知ってる人でも知らない人でも良いです。
切手を貼ってポストにいれなくても良いです。
相手が目の前にいるわけでも無いので、時間がかかっても文句は言われませんし、相手が話し出して聞き役に転じることもありません。
出す。
スッキリする。
トイレと一緒(汚)。
別に解決しなくても良いんですよね。
正直、問題は時間が解決してくれることがほとんどです。
どんな嫌な仕事でも、結果はどうにしろ、いずれ終わる。
だから終わるまで自分を騙し騙し嫌だと言い続けながら過ごすのです。
その間の苦痛を減らすってだけなのですが。
良いのです。
キーボードやフリック入力より、手書きの方が良い。
というのは私が慣れてないからかも知れないので、なんとも言えませんね。
Z世代は手書きよりもフリック入力派なのでしょうか。
なんにしろ、書き出すって良いよという話でした。
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