Port of notesの名曲「(You are)more than paradise」の情熱的な歌詞が好き

表題のとおりです。

畠山美由紀さんは大好きなシンガーで、ソロ活動はもちろん、様々な活動を追っていますが、Port of Notesの畠山美由紀さんがとりわけ好きです。
なんというか、あっさりしているんだけど情熱的で、ざらっとしたつかみどころのない肌触りを感じるところがいいよね。

概要

(You are)more than paradiseは、圧倒的にライブ録音が好きだ。

このライブはCDになっており、「Live at Liquidroom」として2003年にリリースされている。Port of Notesの作品群は、畠山美由紀さんの落ち着いたヴォイスと安定したヴォーカルテクニック、ミニマルなトラックから、非常に落ち着いた印象を受けるし、人によっては物足りない、つまらない、という印象を受けるかもしれない。

しかしこのライブ盤は、全編バンドによる演奏で、冒頭「それぞれの海の色」からアルバムとはひと味もふた味も違う躍動感のある演奏となっている。
徹底して静かな、そして最後のワルツで演奏が爆発する「愛は夢までも」うだる夏をいやがおうにも連想させる「夏風の行きつく果て」と、バンドならではの演奏が続く。

そしてこの、(You are)More than Paradiceである。
歌詞を引用したい。

I know that you are more than paradice
when your arms are around me
I realize everything is beautiful
just like a storm

あなたはパラダイス以上
あなたの腕に抱きしめられた時、
全てが嵐のように美しいと気付かされる

わたしはタイトルの含まれた2番サビのこのフレーズが最も好きだ。
情熱的で感動的なメロディにのせて歌われるこの歌詞は、
メロディのそれよりも情熱的で直接的なメッセージである。

それにしても嵐のように美しい、ってなんて素敵な感覚なんだろう。
嵐は嫌なものだ。特に私のようなサラリーマンにとっては。平日の通勤は億劫になるし、休日に洗濯物が干せなくなるのも嫌なものだ。考え抜いたデートの計画も白紙になってしまうし。

僕は世界が一変する、という歌詞がとても好きで、

あなたとの出会いを境にして
全てが輝きはじめて
想いは募るばかり
              ー竹内まりや「純愛ラプソディ」

退屈な毎日が急に輝きだした
あなたが現れたあの日から

強がりや欲張りが無意味になりました
あなたに愛されたあの日から
              ー宇多田ヒカル「Prisoner of Love」

僕自身はそういう感覚ってあまり抱けないんだけど、誰かとの出会いや決定的な出来事によって世界の在り方が一変してしまう、っていうのがすごく素敵だなあって思います。こういうのは女性が書いた歌詞の方が圧倒的に胸にくるものが多いと思う。僕自身、そういうことがリアリティを持って言葉にできない。

男性の書く歌詞ってもう少し自分にとって理解の範疇にあるものというか、言い得て妙な言葉というか、そういったものを期待してしまう。

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