伝書鳩にならない研修

SOAPの何を重視するか

S;Subjective;主観的情報;主訴、現病歴
O;Objective;客観的情報;身体所見、検査所見、etc..
A;Assessment;評価;プロブレムリスト、鑑別疾患、診断
P;Plan;計画;検査計画、治療計画、ディスポジション

「自分のアセスメントなしに指導医に話しかけない」

自分のアセスメントとは?

自分の実力とタスクの複雑性のバランス、忙しさなどの環境因子でどこまでアセスメントできるかは変わる。外来診療において、どんなに複雑でも、どんなに時間がなくても、「プロブレムリストを作る」ことだけはできるはず。これは単純作業。SOの中から普通でないものを並べるだけ。ここまでは絶対にやる習慣をつける。

プロブレムリスト作成から逃げない

リストの質や、その先どこまで鑑別を挙げられるか、Planをたてられるかは経験などによる。だがプロブレムリストを挙げるだけならば初学者でもできる。問診・診察したのであれば。つまり最低限「プロブレムリストは挙げたけど、その先進めない」状態で上級医に相談する。

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