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来年90歳になる祖父と、はじめての間伐。

こんにちわ。渡辺です。
田舎あるあるですが、私の実家は山も所有しています。2月の終わり、実家に帰省したタイミングで祖父と間伐に行くことができました。
間伐作業を少し振り返ります。

素人でも間伐できるんだ!ということを紹介できればと思います。
もちろん安全に行うための知識は必要です。

私は、一昨年にチェーンソーの講習を受けて資格を取りました。その後は年に数回、伐採した木を細かく切ったり、スウェーデントーチをつくったりしていましたが、間伐は今回がはじめて。チェーンソーの講習は基本的に伐採の技術と間伐の知識を習う内容になっていたのでとりあえず実践ができて良かったです。

ちなみに、日本の森林面積は日本国土面積の約3分の2にあたる約2,500万ha(人工林は約1,000万ha)です。日本の森林率はフィンランドに次ぐ世界2位です!!!
なぜこんなに林業が衰退しているのか?人手不足はさておき素人にはまったく意味不明なのですが、木の温もりが好きなのでできることを楽しんでいこうと思います。

林業の現状や可能性について、この記事も参考になりそうだったので貼っておきます。



こちらが私の実家の山の入り口。キャンプもできそうですね。間伐した木を10尺の丸太にしてこの周辺に集材し、トラックで運び出していきます。

この日は爺さんに下から指示を出してもらい、私が登って木を伐採。倒した木の枝を切り、ワイヤーや滑車を活用して、ユンボで丸太を集材場所周辺に引きずり下ろします。そして10尺に切り揃えていくというのがこの日の作業。

まず、伐採する木を決めたら、倒す方向を爺さんと確認します。かかり木(周囲の木と枝が絡んで、倒れずに引っかかった状態のままになってしまうこと)しないように360度周囲の状況を確認し、倒す方向を決めたら梯子を使って木にワイヤーを結びつけます。下では爺さんがそのワイヤーの先を滑車を通してユンボに結びつけます。

これで伐採の準備が完了。


こちらが私の人生初の受口。「そっちに倒れますよ〜」って言っているようですね。ここで木の倒れる方向が決まるくらい重要な作業です。次にツルを残すように反対側から追口を切っていきます。

すると。。。

倒れました〜!!!

これくらいの木でも倒れる時には結構な迫力です。(動画撮りたかったけど、そんな余裕はありませんでした。笑)
一本切るだけでもかなりの体力仕事。途中休憩しながら合計6本間伐してきました。


この日伐採した木の単価は一本一万円にもならないそう。もちろん立派な木ですよ!しかしそれが林業の現状です。
これは一見厳しい仕事にも思えますが、売り方も販路も多様な時代なので、薪やスウェーデントーチ、インテリアように丸太を薄く切って販売したりと売り方やブランディング次第ではまだまだ可能性のある仕事だと思います。
なにより山のなかの空気や匂いはほんとに気持ちが良かったです。

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