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サービスコンセプトを調査会社をつかって定量調査してみた【結果と費用を公開】

こんにちは、ニコリー檜垣です。

現在、弊社で新しいサービスの企画をしているのですが、今回はじめて「定量調査」を行ったので、そのコストや効果をお伝えしようと思います。

なぜ定量調査をやろうと思ったか

今までにたくさんのC向けサービスを作ってきましたが、定量調査をしっかりとやったことはありませんでした。

毎回、ユーザーのヒアリング等の定性調査をもとにサービスを企画し、開発フェーズに移行していました。

サービスをつくるときは、自分のアイディアを信じ込みたい、というバイアスが強く働くので、ヒアリングを行うなかで得た熱量を損なう可能性のある定量評価などやりたいと思っていませんでした。

そんな中でスマートニュースの西口さんの良書に出会い、定量評価を行うことでアイディアのポテンシャルが明確にわかり、よりアイディアに対して確信を持てそうだな、と思い定量評価を行ってみることにしました。

少し別視点の話にはなりますが、いつか「サービス企画の教科書」をつくりたい、と思っている僕にとって、サービス開発のフローを細分化し、それぞれのフェーズを極めるのは非常に重要なことだと思っています。

その意味でも、単なる熱量や直感に頼るのではなく、定性評価をきちんと行い「これくらいの数値であれば、こういう結果になった」という感覚を養っておくことは、今後、新しくサービスをつくる際にも役立つな、と思ったのも定量調査を行おうと思ったきっかけです。

サービスコンセプトの市場ニーズの大きさを定量化する

それまでのユーザーヒアリングの中で、特定のユーザーの課題と「お金を払ってでも使いたい」といってもらえる解決策(プロダクトアイディア)をつくるところまではできました。

なので次に行うべくは、一体どれくらいの数の人が、同じように課題を持ち、自分たちのサービスを使ってくれるのか、ということです。

言うなれば、この調査の目的は「サービスコンセプトの市場ニーズの大きさを測定すること」です。

これを測定するために、僕は、競合のサービスのコンセプトと自分たちのサービスのコンセプトを2つ用意し、それぞれに対して「興味があるか」を調査しました。

切り口が独自な分、競合のサービスと同等以上のニーズが存在するのであれば、マーケットに切り込んでいくことができるだろうな、と考えていました。

どの調査会社を使うか?見積もりをとってみた

定量調査を行うのが初めてだったため、大体どれくらいの予算がかかるのかもイメージができていませんでした。

そこで大手三社に相見積もりを取りました。その結果、

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