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どこにも正解はない 2022年振り返り<9>

9月の集落の環境美化からスタート! 年度前半からしこんでいた事業をいくつか実施。久しぶりの東京出張。農村RMO推進協議会へ事例発表~学びは多かったけども、突貫で帰ってくるのはちとしんどい、都会での過ごし方がわからずしんどい。

人生100年デザイン財団の講師と2泊3日の演習受入、自給雑草講座、稲刈り、豊田市のまちばの地域会議の山村条例市長諮問による視察研修受入×3回などなど。

その中でも、やっとここまでこぎつけた。豊田市こども園保護者の会(全市の会)の解散承認のための総会実施。悩みに悩んだけども、これでよかったと思う。そのときに投稿した新三河タイムズの持論異論を以下掲載。

どこにも正解はない。そんなありかたから常に学びはうまれる。

朝晩、急に冷え込んできた今日この頃、随分の早くなった日の入りの山里に、やさしい秋の虫の鳴き声が響き渡ります。
先日、半年間、会長として頭を悩ませていた自治組織の運営について、全会員一致で「解散」を決めるという着地でおさまりました。自分たちのことを自分たちなりにかかわりをもって取り組んでいくと常々話をしている中で、最もベターであると思いながら、苦しい決断でもありました。
形骸化していても負担感が大きくてもあるだけで、いつかのタイミングで機能するかもしれない、中の力で足りない部分は、外の力もかりて負担感も減らして少しでも中身のある活動にきりかえて、何もわからないところから丁寧にひとつひとつどういうことなのか役員全員でわかるようにひも解いて、なんなら単年度で役員は入れ替わるけれども私は会長としてあと2年無理やり継続させてカタチをつくっていってもいいとも思っていました。
しかし、全国のPTAでも問題になっているように、令和3年の春から保護者の会への加入は強制ではなく任意だから、きちんと承認をとらないといけないとなってから戸惑いと混乱の中で保護者の会をやめる園が出てくる中で、今年度もその傾向が続いていくことがわかり、ここから数年以内に空中分解してしまうかもしれない、そのとき任期1年で右も左もわからない役員を引き受けている人たちはどうするだろうか、会員が減るということは早くお役目がまわってくるということ、そのとき平常の話し合いが成立するのだろうか。全体があることで足元の自治を弱めるという本末転倒な状況ではないだろうかと悩んだ末、今年度中に決断したほうがいいということで提案させていただきました。未だに心配におもうことも、もやっとすることもあります。今まで継続してきた諸先輩に申し訳ない気持ちもあります。
新型コロナウイルスの蔓延をはじめ社会情勢の変化でコミュニケーションが分断されていることがさらに他の分断もうんでいきかねない状況に、一番大事な「子どもたちを真ん中において、健やかな育ちを見守るコミュニティになる」方向へ少しでも向かっていくようになっていってほしいと思うし、行政サービスを受けているというような消費者感覚ではなく、それぞれの足元をそこにいる人たちでコミュニケーションを大切につくっていってほしいと思うし、私自身そうしたいと思っています。勝手に解散してとうつるかもしれないですが、行政でも、本当に大切なことは何なのか、それぞれの異なる事情をひろっていくために何かできないだろうか、コミュニケーションをあきらめないありかたを積極的に検討していってもらいたいと思います。各保護者間の良好な関係性の維持、各こども園保護者の会の活動を応援するために、令和5年3月31日をもって、豊田市こども園保護者の会は解散します。

新三河タイムズ持論異論2022年10月寄稿

つくラッセルNews9月号

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