番外編:入社後90日、13の難しかったこと。

あっという間に時間がたつもので、この瞬間のフレッシュなアイデアはすぐに忘れてしまいそうで、でも今この瞬間に感じたことこそが、競争力の源泉であったり、プロフェショナルとしてユーザベースに入社される方々のヒントになるのだと思って、「入社後90日間で難しかったこと、気を付けたこと、とにかく自分に問い続けたこと」をメモをしていたらこういうことが出てきました。

1.言語化: 多様性の中で自分の当たり前が当たり前ではない。みんなが共通言語を持つために思想やプロセスを言語化する癖をつける。感覚値でやっていることを形にする作業。


2.思想思考: 思想レベルでなぜ、なにをそうすべきなのかを考える。自分のプロフェッショナルとしての経験に基づきながらも、それにとらわれず、真のあるべき姿(ミッション到達に近い方法)を考える。本質を考える。


3.やりたいことをやる: やりたいこと=自分がこうすべきだと信じること。ただし、それが思想思考を経てでた結論であること。経験値だけに基づくとUBでは通じないことが多々ある。同時に、UBもまた過去や現状にとらわれない組織。よりよいものがあればすぐ変えるので、自分が固定観念にとらわれていないかをself checkする。


4.すぐやる: 失敗してもいいからすぐやる。やりながら改善する。みんなが自由に考え、働いている中で全員の合意はとれない。情報共有や意見やアドバイスをもらいながらも、自分の言葉できちんと説明できるようになったらやる。失敗は愚行ではない、成功の元。ちなみにすぐやりすぎて失敗もあった。


5.ApprovalとAlignment: 細かいApprovalはいらない。それよりも人を巻き込む力を含めたAlignmentが大事。やりたいことを成し遂げるためにベストなチームを自分で組成し、巻き込み実行する。入社当初は特にValueに基づいた思考が難しいので役員などにアドバイスをもらう。


6.思考量: 自分の経験からくるあるべき論とUBらしさのバランスに迷うことがあるかもしれない。どちらが正しいかはわからない。思想思考に基づいてひたすら考えて、答えを探し続ける。だした結論を信じてやる。UBもまた自分達が100%正しいと固執することはなく、常にbetterを探している。


7.色々やらない: ニーズはいくらでも、どこにでもある。やるべきことを選択し、集中してやる。それはえり好みではなく、ビジネスニーズの緊急度やROIによって判断する。


8.解像度をあげる: 事象を知らないと正しい思考や回答はだせない。ビジネス、プロダクト、人、組織をとにかく知ろうと努力する。関わることから逃げない。解像度をあげるために必要なミーティングに参加する。UBは別のチームでも、どのミーティングに参加してもよいので。ここにはとにかく時間をかける。


9.自分で考える: なにをやればいいですか?いつまでにやればいいですか?はとにかく少ないし、求められない。やることは自分で考える、なるはやでやりきる。答えを他人に任せている限りは前に進めない。答えをだしてぶつけて、前に進む。これやります、明日までにやります、が大事。仕事も情報もフローでどんどん流れていく。意思を持って掴み、意思を持ってやりきらないと中途半端になることがある。


10.自分らしくやる: 採用されたのは自分らしさがあるから。UBを理解する努力をしながらも、無意識にUB色になることを目指していないかself checkする。同調することがすべてではなく、自分らしくやることのほうがことは進む。


11.原体験: セオリーやロジックは大切だが、なぜそれをやりたいかは原体験に基づいているほうがよい。そのリアルなストーリーを否定する人はいない。違う意見を持っていてもストーリーに人は心を動かされる。


12.具体に落とす: 同じくセオリー、ロジック、考え方だけを話しても伝わらない。具体的に何をするのか?そうしたら何がいいのか?具体の粒度が難しい。わからなければどんどん壁打ちすればいい。一人で悩むより、壁打ちして早く進めたほうがよい。


13.誰とでも話してよい: 必要なことをやるためには必要な人に直接話す。階層主義もテリトリー主義もない。誰を通して話すとか、誰の顔をたててとかはない。Alignmentは大事だが、それが一番早いならCEOであろうが誰でも必要に応じて話せばよい。

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