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しめ縄のこと

しめ縄。注連縄、七五三縄などと書きます。
今回はお正月のしめ縄について。

一五三のしめ縄

しめ縄と一口にいってもその形は様々。
特に土佐で飾られるしめ縄は、正月には一五三の垂れをつける習わしがあります。

伝統的な一五三のしめ縄が飾られたお地蔵様

垂れというのは、しめ縄に垂らされる藁のこと。普通の神事ではしめ縄を綯う時に、藁を右から七本、五本、三本となるように垂らします。
しかし、お正月のしめ縄に限って、垂れは右から一本、五本、三本と垂らします。

なぜお正月は一五三なのか。
正月のしめ縄には他の祭りとは違い、特別な意味が持たされていたのでしょう。今ではこの一五三のしめ縄も目にしなくなりましたが、しめ縄飾りは今でも各家に欠かせないものとなっています。
年に一度、一年の福をもってやってくる年神様を迎えるために家中の清浄さを示すしめ縄。
新しい藁で綯われたしめ縄を張ると、場が清められ、身も心も引き締まる気がします。

神社の鳥居につけられたしめ縄。こちらは七五三の垂れ。
神社拝殿の注連縄。垂れは房の形。

お正月のしめ縄は一五三。
その他の神事では七五三のしめ縄が使われます。
一方仏事では……。
仏事に使うしめ縄についても、後々書いていきたいと思います。

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