歌詞もダンスも、創る力に共通点がある!ミスチル桜井さんとB'z稲葉さんの対談から学んだこと
先月の続きになります!
1.前回の記事の振り返り
今月は先月に紹介したミスチルの桜井さんとB'zの稲葉さんの対談を参考に、僕自身のダンスや表現方法がどのように変わったのかお伝えしたいと思います!
すでにダンスをしている方には振付や表現の方法としての参考になるかと思います。
また、ダンスを鑑賞することが好きな方には、新たなダンスの楽しみ方を知っていただけるかもしれません。
ぜひこの記事を読んでよりダンスを楽しんでいただければ幸いです!
2.実際の振付例紹介『Pretender』/ Official髭男dism
実際に振付をした『Pretender』/ Official髭男dism を例に挙げて、
わかりやすくお伝えしたいと思います。
この振付は代講を頼まれた時に振付したものになります。
その際に指定された条件が以下になります。
・小学生〜中学生の子たちが生徒
・みんなが知っている曲を使用
・ジャズダンスのクラス
・ジャンプ・ターンやフロア(床に手をついたり座ったりする振付)などのテクニックを取り入れる
そこでこの振付をした2020年には『Pretender』が流行していたため、この曲を選曲しました。
子供たちが生徒であることから、表現よりもたくさん動けることが求められました。
そのため、歌詞の意味などはあまり考えず、先月書いた<レッスンの振付>のような形で作っていきました。
歌詞のリズム感やメロディ・音の感覚に合わせて、ジャンプ・ターン・フロアを取り入れていきました。表現よりも思いっきり踊れること、テクニックを学べることが重視されています。
上の動画はその振付を2023年の現在、久しぶりに踊ったものになります。
久しぶりに踊るにあたって前と同じように踊っても面白くないなと。
そこで振付は変えずして歌詞の意味やストーリーを乗せて踊ってみよう!と考えました。
まずは歌詞を検索して読み込みます。
するとこの楽曲の歌詞は一見聞くとまぁこんなとこだろうとイメージできるストーリーがありながら、
深く読み込むと男性目線・女性目線、また色々な立場で全く異なる意味合いになることがわかってきました。
さて…
どのパターンで踊ろうか。
どんな解釈で踊ろうか…
解釈が違えば感情が変わるので表現する意味、ゴールが変わってきます。
そこで僕は1つの解釈・ストーリーに決めました。
それがどんなストーリーかはダンスを見てぜひ考えて見てください!!
僕がこう考えたという正解はありますが、間違いはないのでこんな風に見えたというのをぜひコメント欄に書いていただけると嬉しいです!
こんな風に捉えられるんだと僕自身の発見・学びになりますのでぜひお待ちしております!
ストーリーが決まりました。
ただ今回はミュージカルのようにこのストーリーに合わせて振付を作るわけではありません。
すでにある振付でこの楽曲のストーリーを見えるようにしなければいけません。
ですがこの状況はなんら特別な状況ではなく普段の振付師-ダンサーという関係性と変わりありません。
それがどちらも"僕"がやっているというだけです。
大まかな設定・ストーリーが出来上がったのでそれを1つ1つの歌詞・振付に落とし込んでいきます。
3.意味やストーリーを乗せた踊り方について
初めの歌詞「グッバイ」
この時点ですでに
・自分が去る側なのか
・自分は動かず去っていく相手を見ているのか
・心の中で別れを告げているの
などなど…
色んな設定の解釈ができます。
そしてそれぞれで感情に違いが出てきます。
そこで腕はどのように振ろうか?
ガムシャラな感じ?寂しげな大人しい感じ?
顔の向きは?角度はどれくらいがいいだろうか?
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