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先週のマーケット振り返り2022.11.21

先週はマーケットでの大きな動きがなかったので
11月18日に総務省が公表した日本の消費者物価指数(CPI)について
投稿致します。

2022年10月の消費者物価(全国、生鮮食品を除く総合、コアCPI)は
前年比プラス3.6%(9月:同3.0%)となり、
上昇率は前月から0.6ポイント拡大しました。
他国の比較として、イギリスでは前年比プラス11.1%となっております。

・ガソリン、灯油、電気代などは伸び率は鈍化しているものの、相変わらず高い水準
・食料(生鮮食品を除く)は前年比プラス5.9%(9月:同4.6%)となり、
上昇率は前月から1.3ポイントの急拡大。
・一般外食は原材料価格の高騰から価格転嫁の動きが広がり、10月は前年比プラス5.5%と高い伸び率。

円安の影響はすべての輸入品に対して価格上昇に直結し、
幅広い品目に価格転嫁の影響を及ぼしています。
ここでのポイントは、円安の影響はグローバル企業には
恩恵を与える事です。
例えば、ユニクロの純利益が前期比61%増の最高益など企業業績UPに繋がりました。

そして、2023年の企業業績は全体的に良い結果になると見られているため、
政府としては大幅な税収が期待できます。
日本銀行がこのままのペースで金融緩和を続けていく場合、
円安によるインフレによって、企業業績が良くなり、
企業が従業員の所得UPを図ることが出来れば順調に
日本経済復活の道筋が見えてくると考えられます。

最後に、仮想通貨取引所FTXの問題について、本当に残念なのですが
独自性と先見性のあるビジネスモデルであった仮想通貨業界は
大きな信頼失墜となりました。
ここからは規制を掛けられることが前提になりますが、機関投資家などの安定性を求める業界からは
信頼を取り戻すことは出来ないでしょう。
ブロックチェーンの技術が良い方向に使われることは
不動産業界にも大きな担保力となります。
ここからの道のりは遠そうです。

橋本裕介
代表取締役
弊社の事業は、
・人材教育、開発 ・金融商品の
ご案内 を主たる事業フレームとしております。
そして、弊社では不動産を金融商品と考えております。

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