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アレグリア2023

アレグリア2023を鑑賞。

久しぶりのシルクであったが、
内容は非常にイマイチ… 

シルクは、1996年のアレグリア、2017年にラスベガス KA、2016年にトーテムを見た以来。

1996年に代々木で初代アレグリアを小学生の時に見て衝撃的だったので、改めて同じ感動を味わえると思ったが、全くの別物であった。

当時のアレグリアと比べて、
①まずセット、舞台の作り込みがペラペラ。かつての重厚感などはない。

②アレグリアといえば音楽だが、生演奏の人数も少なく、当時は演奏者が同じ真っ白い衣装に長い鼻を付けて、独特世界観を演出していたが、今回は3人程度… メインの白と黒のボーカルも当時の舌を巻く独特の歌詞の力強さはない。

③アレグリアの世界観をつくる貴族や演目以外の取り巻きの人数も少なく、主人公のミスターフルールの感じも若い方で当時のジョーカーのような恐ろしい宮廷の感じなどは無い。

④かつてはストーリーとしても歌、音学、演出などが狂気の王国の世界観をつくりだし、白と黒の対決のような感じで圧倒的だったが、今回はピエロの演出が多すぎて、ストーリー性も理解不能。

⑤衣装も当時は貴族や演奏家、トランポリンの方々も金色の衣装で素敵だったが今回は安っぽい布。

⑥演目も、ジャグリングやボールなども大きな舞台なのにひとりの小さな演目も多く、スケールがあっていない。

シルク・ド・ソレイユが一度破産して、3千人を2020年に解雇し、投資会社が経営権をとったから、利益重視の過去のブランドにのって効率のよい内容に変わった感じなのか。

主催のフジテレビも本業の赤字により、利益目当てで、シルクへの発注を削っているのかは定かではないが、圧的的にシルクのレベルが下がっていてとても残念であった。もちろん演者の方々は物凄いトレーニングなどをこなして、命懸けで取り組まれているのは理解するが、
当時と比べると、ガッカリをしたのが正直な印象。。

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