Ivy to Fraudulent Game 『Memento Mori』
ivyのLiveの締め曲はいつも最高!これより最高な締め曲は存在しない
この曲の意味は「いつかは必ず死ぬことを忘れるな」
人間の命はいつか終わりを迎える。だからこそ今抱えている絶望や苦しみからもいつか解放されるということを伝えている。
必死に生きていたところで、いつかは必ず死ぬ。
だからこそあらゆる不安や畏怖といった感情は長い目で見れば無意味なのだと。
人間は面倒臭いもので、生きているからこそ苦しみを伴う。そしてそれは生きている限りなんらかの形で一生続く。ならばいっそ苦しみに支配されるのではなく、死ぬ時のことを考えて無意味なものとして笑い飛ばせばいいのだと歌っている。
大概のアーティストが、今を一生懸命に生きろとか、負けるなとかいうフレーズを用いがちだが、ivyの曲の良さはそういった綺麗事で纏めようとしない点だと思う。それはどの曲も同じ。
おそらくivyは、人間が生き続けることがどんなに苦痛を伴うか、大変かを理解した上でメッセージを投げかけている。人間は弱い生物で、絶望感に押し倒されそうになることもある。
「そうなっても仕方ないじゃん」とギリギリで生きる人を肯定してリスペクトしてくれるのがivyの美学でありこの曲。
絶望しない人間だけが偉いのではなく、絶望しながらも日々を懸命に生きている人も等しく偉い。
絶望しながらもなんとか生きてこうぜというメッセージが込められている気がする
これ程浮かぶ手立ての無い日々に
触れて壊して 触れて壊して
やってきたんでしょ
そうやって僕らは一つ一つを乗り越えながらも生きていく
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