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政党へ○×を聞いて決めた、私が選挙へ行く理由

衆議院議員選挙が迫ってきました。

選挙って、誰に入れてよいか分からないですよね。
政治家って皆んな一緒でしょ、どうせ変わらないし、毎日生きていくだけで大変で政治のことなんて考えられない。

分かります!わたしもそう思っていました!!

しかし、新型コロナウイルスの感染が広がって家に閉じ込められてから、
小さなマスクが2枚届いたり、10万円をもらえたり、
どうやら、政治は自分の生活と関係があるっぽいぞと感じた方もいるかと思います。
そうなんですよね、実は関係があるっぽいんですよね、めちゃくちゃ。

選挙かー、それでも行くのめんどくさいなー。誰に、どこへ入れていいか分からないし。

と興味半分のあなた!
そのあなたに届けたいこのブログ!

どうやら政治というのは、自分や身の回りや、この国に暮らすひとたちがもっと生きやすくなるためにあるみたいなんです。

で、それを決めるのが選挙!
とはいえ誰に、どこに入れていいか分からないから、
直接政治家に色々聞いちゃいましょうということで、有志で集まって政党へ質問を送ってみました!

そして、各政党からの回答を受け、今回の衆院選選挙での投票に繋がるよう、『みんなの未来を選ぶためのチェックリスト -衆議院選挙2021-』というアクションを立ち上げました。
質問状は10/6に各政党へお送りさせて頂き、10/14を回答期限とさせて頂きました。
期限までにご回答を頂けたのは、自由民主党、立憲民主党、日本共産党、社会民主党、れいわ新選組、日本維新の会でした。
お忙しい中ご対応頂いたこと、この場をお借りして感謝を申し上げます。
質問は19項目、67問、原則○か×でお答え頂き、△の場合は理由をご回答頂きました。

質問と回答はこちらからご覧頂けます!


https://choiceisyours2021.jp/

TwitterとInstagramは、
@minnanomirai21
です!是非チェックをお願いします!


今回の質問状のルールは原則として、○か×か選択をしてもらうことでした。
テレビとかで国会での質疑をチラッと見たことないですか?
政治家は、分が悪い質問に対して明確な回答を避ける時があります。 
わたしたちは、解決すべきこの国の問題に対して、回答の逃げ場を作らないようにするため、原則は○と×で答えてくださいと各政党へお願いしました。
△は、どうしても回答が難しい時のみ選択してもらうために用意しました。△の選択肢自体、本当は用意したくなかったのが正直なところです。
なぜ答えられないのか、せめて理由を聞きたいという考えから、△のみ理由の回答をお願いしました。
チェックリストをご覧頂いた方から、「ただ○をつければ良いというわけではない、本当に実行できるかどうかが大事なのでは?」というご意見を頂きましたが、
○×を選択して明確に答えてもらう、それを並べて可視化することがこのチェックリストのやりたいことだったので、△ではなく、○と×が多ければ多いほど、本来の依頼の趣旨に即して回答していただけたことになります。
「○と×にも理由を記入できるようにしてほしかった」というご意見も頂戴しました。
このチェックリストはあくまで入り口であり、イシューに対しての各政党の問題意識を確かめるためのものです。
例えば、ほとんど○で回答してくれた日本共産党の選挙公約には、質問で取り上げているジャンルの政策がかなり網羅されていました。

日本共産党政策
https://www.jcp.or.jp/web_policy/2021/10/2021-sosenkyo-index.html

このチェックリストを入り口として、なぜ○で、なぜ×なのか、各政党の選挙公約を調べたりするといいかもしれません!

記者会見で町田さんが取り上げていましたが、選択的夫婦別姓制度を実現しますか?という設問に対して、日本維新の会は○と答えていますが、党の政策には、「同一戸籍・同一氏 の原則を維持しながら、旧姓使用にも一般的な法的効力を与える選択的夫婦別姓制度を創設。」とあり、これは現在求められている制度とは別の考え方であり、到底○とはいえません。

日本維新の会政策
https://o-ishin.jp/policy/pdf/seisakuteigen20210825_fix.pdf
(該当の政策は18ページ目)


ただ○を受け入れたり、拒否するのではなく、
チェックリストをきっかけに、政党へ興味を持って頂き、自ら調べて頂けたら本望です。

ルールに沿って、回答を○×で答えて頂いた政党は、共産党、社民党、れいわ新選組でした。
それは、市民からの質問や趣旨を真正面から受ける姿勢であると感じました。
どの政党もほとんどの回答が○でした。
立憲民主党の回答も△はあれど、イシューの解決に取り組む姿勢が窺える回答ばかりでした。この4党は今回の選挙で野党共闘として協力して選挙をたたかう約束をしています。
4党を推していくことは、この国の未来を変えるためのチャンスになるとわたしは感じました。



自民党と立憲民主党の、異なる△の使い方、意味合いの違いにも注目して頂きたいです!

自民党は△の回答が非常に多く、回答理由も努力目標にとどまっていてるものが少なくありませんでした。イシューへの具体的な言及を避けるために選んでいる印象を受けました。

逆に、立憲の△のほとんどは、回答理由を要約すると、それはほぼ○なのではないかという答えが多くあり、
自分たちの具体的な政策を書くために選んだ印象を受けました。

立憲民主党政策集
https://cdp-japan.jp/files/download/w4j9/DS4S/F6W6/0Vvt/w4j9DS4SF6W60VvtcBiM0jfF.pdf


日本維新の会に関しては、無回答だった設問がいくつかあり、回答の形式として想定していなかったのでビックリしました。
○でも×でも△でもない回答というのは、無関心そのものであり、人びとが関心を持つ問題に対して、政党としての向き合い方に疑問を感じました。

自民党は△と×がほとんどでしたが、それはそれでこれまでの政党のイメージどおりであり、ここまでわかりやすい違いが提示されているというのは、あとは有権者の選択でしかないと感じました。

自民党選挙公約
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211012-OYT1T50237/


今回の回答と、各党の選挙公約・日頃の活動を併せて考えたとき、
今回の選挙に関しては、
私は、選挙区(個人推し)は野党共闘統一候補、比例代表(政党推し)は共産党か立憲民主党に入れることに決めました。
政権交代を実現するためにはこの投票行動しかないと感じています。



しかしながら、どの政党も、市民からの問いに対して回答を下さったことは、とても嬉しいことで、本当に感謝をしております。あたらめて、ご尽力頂いた各政党の関係者の皆様へお礼を申し上げます。

色々と個人的な感想を書きましたが、回答への評価、感じ方は、人によってそれぞれなので、異なる評価があって当然だと考えています。
×いっぱいの政党のほうがいいじゃんと思う方もいると思います!

だからこそ、このチェックリストを通じて、様々な問題について周りの人と話したり、考えるきっかけになれば嬉しいです。

また、「公明党と国民民主党の回答がないのはなぜ」という質問も頂戴致しました。

この2党に関しても、どの政党にも、同じ日に同じフローで質問状をお送りさせて頂いております。

公明党からはお電話で、「質問状の確認が遅くなり回答が間に合わない。記者会見で印象が悪いので、日程を調整してもらうかもしれない、また連絡するので構えておいてほしい」と言われましたが、一つの政党の進捗に合わせるということは、同じ条件の中で期日内にご回答頂けた政党に対して不誠実になり、ご回答を頂いた政党を優先せざるを得ませんとお伝えしました。その後連絡はありません。

国民民主党に関しては、玉木代表からBcc一括送信で、テレビに出て政策を訴えるので見てほしいというメールがたくさん届きますが、玉木さんから質問状への反応や回答はありませんでした。自分の考えを一方的に訴えるばかりが政治活動ではないのでは?と感じています。

※追記
国民民主党からは、サイトの公開後(10/18)に回答が届きましたので、サイトへ回答を追加致しました。公明党からは残念ながらご回答を頂けませんでした。

N国に関しては、質問状を送付する議論にも上がりませんでした。

「このジャンルの質問が少ない、この政党の答えがない」というご意見を頂きますが、私たちは有志の市民で、メディアではありません。
気になる方は、是非ご自身で質問をぶつけることをオススメします。
わたしたちがそうしたように。

チェックリストの作成にあたり、趣味嗜好世代も違うわたしたちは、バラバラのままで、互いを学び合い、気付き合い、何度もミーティングを重ねました。
質問を組み上げていく中で、この国には、本当に、切実に、危機が迫っている問題が山積みであることを痛感し、自分の認識の甘さに何度も直面しました。

そして、誰もが理不尽に傷つくことなく、生きていける世の中にしたいと強く感じました。

そのことがこのアクションの一番の財産だと感じています。

私は、
音楽を演奏するとき、
路上に立つとき、
友人と社会の話をするとき、

目の前の世界を変えたいと考えています。

私たち、ひとりひとりの行動が社会を変える種になるのだと信じています。

衆議院議員選挙は10月19日告示日、10月31日日曜日が投開票の予定です。

投票という私たち市民に与えられた権利を行使して、それぞれが考えるよりよい国になるように、1票を大切にしていきましょう。

投票へ行ってみませんか!

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