世の中顔なのか?
学生時代思うようにモテなかった。
それなりにモテて彼女もいたが、女性が大好きで承認欲求も強いので全然満足していなかった。
芸人になりYouTubeやTikTokを頻繁に更新し、自伝を出すためにnoteを書くくらいの精神性だ。
並大抵の承認欲求ではない。
ではなぜ学生時代モテなかったのか?
理由はシンプルで顔面偏差値が低いからだ。
受け入れ難いが私の顔面偏差値は平均を下回っている。
こんなことを言うと「そんなことないですよ」と擁護してくださるファンの方がいらっしゃるが、世間一般的に見ると私の顔面偏差値は平均を下回っている。
小中高12年間朝鮮学校に通っていたが、日本の学校と同じで美男美女がモテてその他はモテなかった。
私は言わずもがな後者だった。
高3の頃、文化祭や運動会といった行事がある度にイケメンの同級生達は年下の女の子達から「オッパ(韓国語でお兄さん)写真撮ってください!」と言われていた。
女の子と写真を撮るイケメンの同級生を横目に、誰からも声をかけられることなく運動場を徘徊していた。
私が通っていた朝鮮学校の高校にはイケメンの男子高生を愛してやまない女性教師がいらっしゃった。
彼女は自身が受けもっている学年で推しの男子高生を数人選び写真を撮りLINEのトプ画にしていた。
平然と依怙贔屓が繰り広げられていたので、一周回って誰も異常さに気付かなかった。
彼女の推しになりたいと思ったことは一度もないが、やはり世の中顔なのだと再確認出来た。
(顔面偏差値が高かったら何の苦労もせずに可愛い女の子といっぱい付き合えるんやろなぁ〜)
(絶対将来人気者になって可愛い女の子といっぱい遊ぼ)
そればかり考えていた。
朝鮮学校の高校を卒業し日本の大学に進学した。
高3の秋から老舗の焼き鳥屋さんでアルバイトを始めた。
大学に入学する少し前に、家の近所にある朝鮮総連の支部の方からこんなお話があった。
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