書庫は、いい。
どんな書庫でも、なんの書庫でも、書庫の中が好きだ。

古い紙の匂いと、静けさ。
降り積もる過去と、その息づかい。

なんだか、人のいない森のような感じがして落ち着く。

探しものは、何だったか。

このままずっと棚の間でぼんやりと佇んでいられたなら、と思う。

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