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私たち夫婦が子どもを持たない理由④

こんばんは。

私たち夫婦が子どもを持たない理由4つ目は、

子どもを幸せにする自信がないから、です。

私たち夫婦が、というより主に私の理由になってしまっているんだけれど、

どう考えても、私には幸せに育ててあげれる気がしない。

その理由がきっと私の育ち方にあると思う。

私はとても不器用で完璧主義者の母の元、母子家庭で育った。

子どもの頃のことを考えると、前世に感じるくらい昔に感じる。
それくらい色々なことがあって、とてもじゃないけど幸せだとは言えなかった。

母は不器用なりに一生懸命育ててくれて、ちゃんと愛があるのは分かっていた。
でも、事あるごとに私たち姉妹に「子どもなんて産むもんじゃない」と言っていた。
女手一つで育てるものすごい苦労の中、そう思っていたのは本心だと思う。

親は皆、「愛してるから苦労もいとわない」という気持ちだけで子育てしているわけではない。

愛している、だからこそ重荷に感じる。逃げ出したくなる時もある。

親もただの人間だから。
相反する気持ちが入り混じっているのは、当たり前のこと。
それを口に出さないに越したことはないけど。

今となってはそう思えるけど、子ども心にはやっぱりキツいものがあった。
私の自己肯定感の低さはそこにも原因があると思う。

そういう感じで、私は愛情表現や生きること自体不器用な母を一番近くで見ながら生きてきたので、どう子育てして良いか分からない。

子どもに対してどう接して良いのか分からないし、
もし子どもを持ってしまったら、きっと母と同じようになってしまう。
それがとても怖い。

これが私が子どもを持たない最大の理由なのかもしれない。

年齢的に子どもが産める時間も何年も残ってないから、
「この先ほしくなったらどうしよう?」とよく考える。

でも、さらに先の未来を想像してみたら、
「子どもを産めば良かったな」という未来は 自分だけの後悔 で済む。

だから、まだ見ぬ子どもを傷つけるよりよっぽど良いやと思うことにした。

生まれてこれて、生きているだけで幸せ、なんてことは綺麗事で、
子どもはどの親の元に生まれるかがとても重要だと思うから。

では、今回でこのシリーズは終了です。多分。










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