このところのロンドンは朝晩寒くなってきて、朝に布団から出るのがつらくなってきた。寝ているときも心なしか寒い気がする。風邪でもコロナでもなく、着ているものもお気に入りの「継続ジャージ」の上下である。
何でだろう?何でだろう?と某お笑いの二人ではないが…(あ、ジャージなのは一緒ね)良く考えたら掛け布団が春夏用の羽根布団1枚なので、どうもこれにも一つ理由がありそうだ。

そこで早速秋冬でも大丈夫なように布団を探しに行く。Oxford Stのプライマークまで行き、リネンのコーナーを見てみる。同じシングルサイズの布団、同じ成分のように見えるが7ポンド、9ポンド、11ポンドとある。気持ち重さが違うように感じるが、いったい何が違うのかわからない。
よく見ていくとTOGという名前の数値が違う。他は一緒だ。このTOGという数字が高くなれば高くなるほど、値段も高くなる。それにしてもTOGって何だ?品質?厚さ?それとも?

調べてみると、TOGというのは断熱性の指標とのこと。夏は4~6、冬は12~位がちょうどよいととあるホームページに書いてあった。自分はこの布団でロンドンの寒い冬を乗り切ろうと考えているので、13.5のものを購入。今の時期だと少し暑いかもしれないので、そこらへんを2枚の布団でうまく調整しながら乗り切ろうと思う。TOGという数値、なかなか便利。

帰りにデパートのSelfridgesを散策。こちらに来て初めて端から端まで見てみたが、一言、これぞザ・デパート、百貨店。例えば子供のおもちゃ売り場に行けば、子供たちが飛び跳ねて喜ぶようなディスプレイやレイアウト、文具売り場には珍しい日本の文具も含め、思わず立ち止まって見てしまう品揃え。1階(Ground Floor)はちゃんと化粧品のお店だし、上には食堂もしっかりある。地下街はデパ地下だけでなく、紀伊国屋とカルディを足して3倍したような、落ち着いていても十分な品ぞろえ。(日本製のジンもウィスキーも売ってます)外に出ればショーウインドーは一つ一つ本当に手が込んでいるし(今は亡くなられたエリザベス女王の肖像画もありました)、何よりもうれしいのはちゃんと書店やゲームコーナーまであること。一つ一つのコーナーを見て歩いているだけで幸せになる、そんな百貨店。

ハロッズが「綺麗!」とするならば、Selfridgesは「楽しい!」でしょうか。もちろん個人差はあると思うので、あくまでも自分の印象だが。

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