yushi

教育/農業

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最近の記事

働く目的ってみんな一緒じゃない。じゃあどうする?

教員として働き始める前までなんとなく、やる気の有り無しはあっても、最終的には子どものためってとこは一緒だと思ってた。 ここでは 部活動中心の教員や 定時で帰ることが目的になってる人 やたらこだわりが強く、昔のやり方を変えない人 などの是非については語るつもりはない。 それが正しいとか、正しくないとすることに今はあまり意味を感じないから。 テーマにもした、働く目的についてだけど 私は、教育によって今ある既成概念にとらわれず、未来を担う子どもたちが生き生きと生活する力

    • 2度受けた大学入試共通テスト(当時のセンター試験)で思っていた結果を出せず、人生詰んだと思ったその後

      結論 今とても充実しています。そして、その頃から目指していた学校の先生にもなることが出来ました。 でも、そんな私は当時どんな気持ちだったかと言うと 2回目の試験後に自己採点をして目の前が真っ暗になり、悔しい気持ち、応援してくれた親に申し訳ない気持ち、頑張ったつもりでいたのに結果が出せず恥ずかしい気持ちで頭がいっぱいになりました。 まさにどん底だったその時期 「あ〜、人生詰んだなあ」「将来先生になりたいと思っていたのに、こんな自分じゃ無理か」「これから頑張って何やって

      • 教員3年目で気づいた今1番やりたい事

        6月になり高校3年生の進路活動がより活発になってきている。 ここまでの2年間、とにかく授業を最優先にと、生徒の興味関心を引きつけるため、分かりやすく伝えるにはどうしたら良いのかと教材研究に力を入れてきた。 そんな中、昨年から進路に関わることがより多くなり、面接練習や自己PR文の添削を行なう中で、自らの進路も考えさせられることが何度もあった。 やりたい事が見つからない この声が本当に多く聞かれる。 進路先を決めている子でさえ、やりたい事が見つかって決めている訳ではないし

        • 生活が豊かじゃない先生が、子どもの豊かさを育める?

          はじめに定義づけておくと、ここで言う「豊かさ」とはお金ではありません。 今回は「生活の豊かさ」=「私生活の充実度」としたいと思います。 もちろん、結婚の有無なんて事を言うつもりもありません。 前置きが長くなりましたが、私の周りの先生は定時後の残業、土日の部活動を教師の当たり前とし、年配の方は若い時のそれらを美談のように語ります。 幼い子どもがいる父親の先生も帰りは20時過ぎ、土日も部活を当たり前のように行っています。その先生の奥さんも先生で、理解があるとのことでした。

        働く目的ってみんな一緒じゃない。じゃあどうする?

        • 2度受けた大学入試共通テスト(当時のセンター試験)で思っていた結果を出せず、人生詰んだと思ったその後

        • 教員3年目で気づいた今1番やりたい事

        • 生活が豊かじゃない先生が、子どもの豊かさを育める?

          教育現場における子どもたちは教員の価値を示す道具ではない

          教育書を読む中で、学校は「子どものための学校」であるべきだという内容があった。 その言葉を見たとき、私が今も反面教師として意識し続ける高校時代の先生がすぐに思い浮かぶ。 私の学校は大学受験に力をいれた、所謂「自称進学校」だった。 そこで出会った国語の先生がよく言っていた 「ここの学校から私が指導して〇〇大学に現役で合格した生徒がいる」 「私のクラスから〇〇大学に〇人、〇〇大学〇人合格させた。今まで1クラスからこの人数が合格した人はいない」 などなど その時私はその

          教育現場における子どもたちは教員の価値を示す道具ではない

          学校における「人が育つ」とは

          最近、「今の時代はわざわざ学校へ行く必要がない」みたいな記事やツイートを見かける。 教育に関わる身としては、行く必要がないとまでは言わない。しかし、通信制の学校など学校の形が多様化している。選択肢は沢山ある、正解はないので、保護者と話し合いながら選ぶことはむしろ推奨したい。 そんな時、「問いからはじめる教育学」という本に出会い、購入し読んでいる途中だが、これがとても面白い。 アウトプットも含め、noteに記載したいと思う。 題にもある「人が育つとは」について 冒頭に

          学校における「人が育つ」とは

          新学期伝えたい思い

          最近、教師として何が出来るのか、何がしたいのかを考える。 周りは「生徒のために」と言いつつも、経験や考えの押しつけ、自分は全く変わる気のない人ばかりのように感じ そんな風に考えて、気持ちが落ちる自分にもあきれる、、、 そんな色々考えさせられる季節が春であり、新年度だ 新しい環境に身を置く、子どもたちに何を最初に伝えることが出来るか その考えをここに、まとまりのない文章で記していこうと思う。 未来をつくるのは今の自分私は学校のルールだからってだけで、指導はしない。勉

          新学期伝えたい思い

          10代でその先40年続く仕事を決めることは難しい

          私が教師として特に頑張りたいと考えていたのが進路指導。 そう考えるのは私とその周りで起きたことが大きく関わっている。 私が通う学校は、進学が9割で国立至上主義の学校だった。 私の友達は将来のやりたい事もその為に行く大学も決まっていた。センター試験ではボーダーを遥かに超え、余裕を持って2次試験にのぞめると話していた矢先に、教師から耳を疑う言葉がかけられる。 先生:その点数がとれたなら、○○大を受験しなさい。 ?? 友達:そこには今学びたい学問と全く関係ありません。い

          10代でその先40年続く仕事を決めることは難しい

          目に見えていることが全てじゃない

          末永幸歩著「13歳からのアート思考」から学び、気付かされることがあったので、今回はそのお話しをしていきたいと思います。 私自身、美術的なセンスもなければ、関心もなく中学生の時もあまり好きなじゃない授業の1つでした。 そんな私でも、見方が変わるとアートが、美術が少し面白いかもと思わせてくれるのが本書になっています。 その中でも、ハッとした内容が 「リアルさってなんだ」です。 ここではピカソの絵が例に出て、リアルな絵について考えていく内容となっています。 気になる方はぜ

          目に見えていることが全てじゃない

          外の世界を見せる

          先日YouTubeを見ていたら 手越祐也さんのYouTubeチャンネルでロンドンブーツ1号2号の田村淳さんとの対談がアップされていました。 何となく見たこの動画から教育現場への私の思いと重なる部分が多く、今回書きたいと思います。 「外の世界もちゃんと見せてあげてほしい」 手越祐也さんが大手事務所 1つお願いするならという質問に対して答えたものです。 その国(事務所)にいると、その国の価値観が当たり前になる。 これは学校にも言えるのではないでしょうか。 学校は学校

          外の世界を見せる

          これからの先生に必要なのは、ティーチングよりコーチング

          最近、書籍でコーチングという言葉を目にすることが多く、知ってはいたが改めてコーチングが大事だ!と思ったのでお話ししたいと思います。 世間一般に言われる優秀な先生というのは、授業が分かりやすい事かなと思います。 学校は学ぶ場所 教科の指導、学習指導はとても重要な要素です 私は高校の現場で働いているのでなおのこと感じさせられます。 しかし、現在はスタディサプリなどの優秀な講師の授業動画が配信されるようになり、教科の学習においては、お金を払えばプロの授業が全国誰でも自宅で受

          これからの先生に必要なのは、ティーチングよりコーチング

          俺は先生だぞ!と威張る先生

          お久しぶりです。 更新が遅くなり申し訳ございません。 今回のテーマは 大人の権力を行使する教員 についてお話したいと思います。 私には不思議に思うことがあります。 なぜ、子ども相手に先生方はそんなに偉そうな態度をとるのでしょうか? もちろん目上の人への言葉遣いを学ぶことも大事です。 しかし、だからと言って子どもを見下し偉そうな態度を取ることの理由にはならないと思います。 職員室で 言うこと聞かないから怒鳴ってやった こんな事も出来ないのか それが先生に使

          俺は先生だぞ!と威張る先生

          農業×教育の可能性④

          こんなに長くするつもりはありませんでしたが、まとまりのない内容になってしまい申し訳ございません。 もう少しお付き合いください。 前回の最後に畑には学ぶ教材が沢山あるということを言いました。今回はそこについてお話していきます。 1 地域の産業や文化を知ることができる これは多くの人が想像出来るところかと思います。基本的には栽培されているものは、地域によって異なります。気候や土壌など条件によって様々です。 また、地域の特産物を知ることは文化を知ることにもつながります。伝統

          農業×教育の可能性④

          農業×教育の可能性③

          ②に続きお話させて頂きます。よろしくお願いします。 前回の最後に農業高校のイメージについて問いました。 あなたの地域の農業が学べる高校ってどのような選択肢の中にあるでしょうか。 私の経験の中では 「勉強が好きじゃないから」「学力的に」というマイナスイメージによる選択している子どもたちも少なくないように感じています。 もちろんその選択も否定していませんし、普通教科(国数英理社)にあまり興味をもてなかったけど、身体を動かしながら学ぶことが合っているという子どもたちもいると

          農業×教育の可能性③

          農業×教育の可能性②

          前回に続きお話させて頂きます。 読んでいない方は是非そちらもご覧になっていただくと嬉しいです。 2 農業から学べること 私は前回もお話した通り、全くと言っていいほど農業との関わりがない人生だったのですが、大学で農業にふれることで気づかされたことがあります。 1つ目は、「植物、動物ってすごい!そこに関わる農家の方ってすごい!(語彙力)」 申し訳ないぐらい伝える力が乏しくて恥ずかしくなります笑 それでもすごいんですよ!笑 何がすごいかと言うと まず植物や動物(ここでは牛

          農業×教育の可能性②

          農業×教育の可能性①

          私は仕事柄農業と教育の両方に関わっています。 しかし、私は大学生になるまで農業に関わる機会は全くと言っていいほどありませんでした。 そんな私が農業を知り、学校をはじめとした教育に農業を取り入れることで多くの人が気づいていない可能性があると感じたことについて話していきたいと思います。 1 農業って農家になる人が勉強するもの? 皆さんは中学生の頃、高校を何を基準に選びましたか?学力、通学距離、部活、資格、将来の夢など色々あると思います。 高校はまず全日制と定時制、通信

          農業×教育の可能性①