眠たい午前
仕事が変わり、環境が変わり、心境も変わりつつある春です。妙に眠気が覚めません。薬の所為でしょうか。疲労感が取れるまでどれぐらいかかるのでしょうか?早咲きの桜が咲き始め、梅はそろそろ散っています。雨の中で、蕾を膨らませるソメイヨシノ。ですが今年も花見を楽しむのは少人数での散歩ぐらいになりそうです。
最近、どうにも本が読めない、文章が書けないと云う感覚が私を縛り、気付けば一年以上が過ぎています。こう云うスランプと云うのは初めてです。どちらかと云えば、書くべき事が溢れ出ていて困っているタイプの生活だったので、未だに戸惑っています。
今思うと、環境の変化はあると思います。カフェでタバコを揺らしながら長時間混沌と共に過ごして、万年筆で文章を連ねて行く、それが私のスタイルでした。ルーティーンでした。それも、法律やら規則やらの変更で難しくなりました。
また、文章を書くと云うスタイルの殆どが、手書きから離れている事も大きな要因です。速度感は増しましたが、朦朧とする幻想に沈む機会は少なくなりました。
小説の書き方、なるものを読んでみたり、逆にそれを書いてみたり、色々としていますが、それも効果はありません。〈書けない癖に自分が書いていた記憶を元に書き方なるものを書くのは軽い罪と云う所でしょう〉
私にとって、書く行いは、事前に夢で得たイメージを膨らませるものでした。何と申しましょうか、友人は「夢ガチャ」と笑ってくれましたが、啓示を受ける事が前提となっていた気が致します。
材料は揃っている、後は調理法だけ、その様な状態があった様に錯覚していました。錯覚と申しますのは、小さな着想の有る無しが問題なのではなく、意欲やらワクワク感、そして環境が私を手助けしてくれていたのだと感じます。
環境とスタイル、まずそれを見つけましょう。なんてアドバイス聞いたら困惑するでしょうね。私自身そう聞いたら戸惑う事でしょう。
近頃は、知人の小説を読んだり少しずつ読書の量が増えて、意欲も高まっています。パソコンでの作業にもなれました。元々、手書き⇨入力、と作業していたのが、入力だけになっただけなのですが…
そう、『秘する女神のコラージュ』に戸惑われた方も多いと思います。それまで殆ど公開無料だったのが、有料で連載している様に見られたかも知れません。しかし、『秘する…』は元々単価1500円でお売りしていたものでありますから、お買い上げ下さった方々を不快にさせないためにも有料の体で上げるのが良いと思われたのです。
カタカタと文字を書いていたら、眠気が少し取れてきました。時には、乱雑に思いの丈を綴るのも良いものですね。
何処に行く訳でも無い、春の雨の午前で御座います。さて、一日の面倒に付いて考えてみます。
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