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バスク人に学ぶモンドラゴン

こんにちは!

子どもにお金にまつわる話をしている、ゆうとすです。

本日は、「バスク人に学ぶモンドラゴン」という必殺技みたいなタイトルでお届けします。

#写真はスペインのどこかです

さて、バスク人とはどんな民族でしょうか?

地理的には、フランス南西部とスペイン北部に位置するエリアで、一人あたりのGDPはスペインではトップクラスです。

バスク自治州では、失業率も低く、公的債務比率もスペイン平均よりも低くなっているそうです。

どうしてでしょうか?

モンドラゴンとは必殺技なのか?

バスク自治州が堅調な経済を回している理由の一つにモンドラゴンという仕組みがあるそうです。

厨二病をいつまでも引きずっている私として、モンドラゴンは必殺技であって欲しかったのですが、

モンドラゴンとは一言で言えば「エコシステム」のことで、労働者の協同組合という組織になります。

経緯としては、1940年代に一人の神父さんが創りました。

スペインの内戦などによって引き起こされて、貧困や飢えに苦しむ子どもたちに雇用と教育が必要と考えられたそうです。

それがモンドラゴン学校であり、その卒業生たちと創設したのが「モンドラゴン共同組合」です。

モンドラゴンの恩恵

次にモンドラゴンの仕組みを見ていきたいと思います。

モンドラゴンなどの労働者協同組合では、

社員が自分たちでお金を出し合って会社で働く方式になっていて、社員が株主になっています。

そのため、社員が経営にも関与しており投票権も持っていたりします。

一般的な企業のように儲けの多くを経営者が得ることはなく、組合員である社員にも、多くの収入が得られる仕組みになっています。

また社員は株主でもあるため、配当収入が得られるので、平均所得も高くなる傾向にあります。

さらに、もう一つ恩恵があります。

モンドラゴンは消費生活についての組合ともハイブリッド運営になっているため、ショッピングセンターでの消費も地元に還元される仕組みになっています。

つまり、地元で出資した会社を立ち上げ地元で収入を得て、地元で消費するというエコシステムをモンドラゴンは作っていることになります。

本日が、バスク人にモンドラゴンを学びました。

それではまた!


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