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饒舌な常設

饒舌な常設は、3枚のカードのメッセージを読みながら、
じっくりと作品に対峙する鑑賞プログラムです。

2018年1月に宇都宮美術館で実施するために考案されました。

<設営>
任意の美術館で、最も知名度のある常設作品を1つ選び、
その作品を鑑賞するための展示室をしつらえます。
(宇都宮美術館ではマグリット「大家族」を選定)
展示室には作品のほか、ソファーや耳栓、関連書籍資料など、
鑑賞を補助するアイテムも設置されます。

<プログラムの流れ>
参加者は展示室に入る前に、封筒に入った3枚のカードを受け取ります。
カードには鑑賞のヒントとなるメッセージが書かれており、
15分を目安に1枚ずつ読みながら鑑賞を行います。
会場にあるものは自由に使用して構いません。
プログラム中は、周囲とのコミュニケーションを制限し、黙って鑑賞します。

*特別プログラムでは、45分の鑑賞後に参加者と佐藤が面談を行い、
鑑賞の過程を聞き出した。また、その音源や文字起こしを行なったテキストは、
編集され会場に展示物として設置された。

カードは11種類のうち、ランダムで3種が配られる。

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